概要
わたしはシロアリを招いた。自分が先端に立っていると知っていながら。
来週、家族と共に新居へ引っ越すことを予定している主人公。そんな彼女はある日、ひょんなことからシロアリを自称する昆虫と出会う。彼女の事情と申し出を聞き、主人公はその害虫を家へ招くことを決めるのだが……
かつて無敵だった自分。あらゆるものをつくれた自分。しかし、それはもう、ただのひとつも。
新居とシロアリ(自称)の間で紡がれる、生まれてきたこと、あるいはそこから続いてしまう、重ねていかざるをえないものへの諦観のお話。
かつて無敵だった自分。あらゆるものをつくれた自分。しかし、それはもう、ただのひとつも。
新居とシロアリ(自称)の間で紡がれる、生まれてきたこと、あるいはそこから続いてしまう、重ねていかざるをえないものへの諦観のお話。
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