概要
「 、 」
携挙ウイルス。
そう呼ばれる、突如として人間を光の束に変える現象が、世界中で引き起こるようになってから十年。
世界中から人々は激減し、国も社会も消え果てた。
そんな世界で、ジュンとミカの二人は、かつての恩人の遺した物を携えて、旅を続けていた──。
そう呼ばれる、突如として人間を光の束に変える現象が、世界中で引き起こるようになってから十年。
世界中から人々は激減し、国も社会も消え果てた。
そんな世界で、ジュンとミカの二人は、かつての恩人の遺した物を携えて、旅を続けていた──。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!残される光へと向けて。
どこまで語るべきか大変悩んでしまう作品ですし、真っ新な気持ちで読んだほうがいいと思うので、ネタバレには気を付けますが、良かったら私の文章などを読むよりも作品のほうを読んでください。
携挙(ラプチャー)ウィルス。それは人間を光の束に変えて、跡形もなく消し去る現象で、聖書に記された予言そのものだとカルト宗教が使いはじめて、一般的な呼称として広まった。そんな怪現象が世界中に急速に広がったのは十年前の夏頃、〈俺〉は倉庫整理の仕事をしていた。舞台はそこから十年後、〈俺〉は旅の行動を共にしていたマサノリが四年前に光の束になる直前、〈俺〉に遺してくれた論文を研究所に届けるために、マサノリの娘である…続きを読む