これは救いなのだろうか?

 人が光になって消えるウィルスによって引き起こされたポストアポカリプスの世界と、そこで生き抜こうとしたとある二人の話。崩壊してヒャッハーが支配する世界も面白いし、主人公サイドの二人の関係性が絶妙な配置でザラザラした読後感が最高でした。ここで終わるのか、という気分と「この話はこれでおしまいなんだ」と納得する気持ちとが混ざった不思議な後味もよかったです。