不穏で読んだことを後悔するような内容の、秀逸なホラーです。そしてこれはストーリーで怖がらせるのではなく作者が読者に情報を少しずつ与えて翻弄する作品です。是非気分が急降下する気分を皆味わってほしいです。
短編を書く野良犬。ホラー、NTR、アンチブルー文芸あたりの短編、掌編をよく書くが、基本的に雑食なので何でも食って書き散らす。代表作『佐伯はみんなのものだから』…
日常に、こんな暗部が潜んでいたとは。平然と通り過ぎる行為を、さりげなく恐怖に書き換える作者様の力量に、脱帽です。これは、救いがあったと読むべきか、それとも・・・・・・。❝意味❞を解剖したよ…続きを読む
着眼点が秀逸だなーと思いました。その衣は、何を包み隠しているのか……
着眼点/口火の切り方が面白いし、面白味が冷める前に語り切る判断も上手く作用している。結末だけ見れば類型的な筋かもしれないが、そこに持っていくまでのお膳立てがしっかり組まれてるので、腑に落ちるよう…続きを読む
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