「夏」を含む小説

今年の夏で執筆活動が六年目を迎え、自分なりに過去を振り返ってみた。 自宅→精神病院→転院→施設→精神病院→ビジネスホテル→父方の祖父母の家→自宅……施設の頃から、ずっと今日まで…

「あの人を探し回って」　～ヒューマンドラマ～　――必ず報われる 　六年前に失踪したあの人を見つけ出すため、今日も彼は街中を走る。 　走り、走り、走り続けた先に見えたものは……あ…

短歌です。お題は「赤」です。 歌会配信で取り上げていただき、岡本真帆さんから作品評をいただきました。 https://kakuyomu.jp/info/entry/tanka…

浜谷が茅咲高校演劇部に入部してからはや3ヶ月。ついに夏に始まる演劇の祭典、夏演祭が始まるのだった。その報告を聞いて一年生の胸は高まるばかりだったのだが、一番の長である三年生は気が…

「アイスクリーム、いりませんか？」 それが相須恵が尾花優也に放った第一声だった。 　夏の気配もすっかり消え去った10月中旬。中学三年の三月から入院していたため普通より少し遅…

～～～１０００文字以内のショートストーリー～～～　今年も夏祭りは８月９日に行われる。日にち固定なので、僕は毎年その祭りに参加してた。その日は必ず休みを取るのだから。なにせ、僕の幼…

〈あれは冬も近付いてきた、秋の終わりの頃だ。 　四原雪哉は、小学五年生の時、僕のクラスメートだった。四年生の時に転校してきて、その時はクラスも違ってはいたけれど、その頃から僕は一…

勉強は得意ではないが、絵を描くのが好きな主人公と、病弱だが物語を作るのが好きな少女、雪。 病室の中で二人が過ごすにつれ、ゆっくりと迅速に、時は進んでいく。

男はある夏の日、父の墓参りにゆく。 墓参りを終えて、帰ろうとしたが、寄り道をすることした。 彷徨いながらも男はそこにたどり着く。

　都内の進学校に通う少年、栗原直人。 　いつもひとりぼっちで、パッとしない彼は、夏の進路相談で漁協への就職を希望する。生まれ故郷の島で島のために働きたい。それが直人の願いだった…

タカオとミミのラブストーリー 曖昧な関係の男女が夏を経て ある事をきっかけに起こる変化と恋の行方 さらりと読める短編です 黒っぽい音楽好きな方 異国料理が好きな方 古着系のおしゃ…

健常者が手話を使う世界に迷い込んでしまった主人公。皆に歌の素晴しさを伝えようとするが、話言葉を使わない彼らには理解できなくて……。

暑い夏の日、千晴が大事にしているぬいぐるみのポチが誘拐されてしまった。千晴は現場へ急行し、ポチを人質に取った犯人と対峙するが――？

花火の音が聞こえる。 どこからだと見えるだろうか。 二階か、外に出るか。 打ち上げ時間は五分間。 早く決めないと。

名門紅葉高校 紅葉旋風を巻き起こしたかつての姿はどこにもない 幼少期にした脳の手術の影響で物理現象の予測ができ、映像記憶など特殊な能力を持つ『天才』星宮　紅 恵まれた体格に、何事…

酷く暑い日、ただの日常の延長線。

曾祖父の代から日本家屋に住む一家だったが、祖父母の死を契機に家を手放すことにした。しかし、家の相続人は長女となっていたため、彼女の意志を確認することにした父親。長女は祖父と一緒に…

僕はあまり怖い話などは信じないのですが、それでもたまに鳥肌が立つような話を聞くことがあります。 今回はその話をいくつかご紹介出来たらいいなと思い書きます。

元々31話完結でしたが、追加の仕儀とあいなりました。夏の終わりを謳ってたので、これもまた定めなのか。 一日一話、一話完結！（例外あり） 八月いっぱい、またよろしくお願いします！ …

とある降誕祭の日、すべてははじまる。血にまみれたそのコは「絶対に、生きてやる」と誓う。すべては望まれるままに。 闇の世界のその最も深部に身を寄せ、沈めて、ただただ生きることだけ…