「消えたい 短編」を含む小説

月が消えた。 月が消えたことに僕以外誰も気づかない。 気づいても「ああ、消えたのね」なんて言い出す始末。 僕はとうとうおかしくなってしまったのか？ この物語は、法律・法令に反…

宇宙開拓時代、そんな時代になっても日本人のDNAからは米を食べたいという欲求は消えなかった。

目が覚めたら「思い出」が全て消えてしまった。その代わりに「シアワセ」が与えられた。でもそれは本当に「シアワセ」ですか？

　二〇二〇年七月一日。つい三週間前、この星は病に犯された。 　『世界終末病』と呼ばれるそれは、とある異星による侵略行為らしい。 　日に日に世界は、地球では解明できない超科学のワ…

今、僕のいる世界は闇に呑まれていっている。そんな世界で僕は君との約束を消しに行った。 一話完結の短編です。是非是非お読みください。

今日はちょっとした夫婦の記念日。私達は山に星を見に行く。

君は消えてしまった。

人智の及ばない怪事件や現象を解決する退魔師を営む、補助系の術が専門のクールな少女・椿と攻撃系の術に特化した女性あざみの２人は、何の手がかりも残さずに人が忽然と消えてしまう、という…

あの日、たった一日だけ。 もし学校を休んでいたら…？ そう思わずにはいられない。 どうして あんなことになってしまったのか。 僕らの星が、太陽が、夢が、全て消え散った日。 …

　僕はズレている。世間一般で指し示す恋を汚したような最低な人間、なのかもしれない。 　彼もきっとズレている。頭は良いし運動も出来るし顔も良い、そんな彼は僕を友人とした。 　僕らは…

十二歳のとき、私は雪の精のような美しい人を拾った。でもその人はある日雪のように消えてしまった。それから一年後、角家に養子入り、十六歳で後宮へ。旦那様の計画通り、皇帝の寵愛を受け、…

ー人外が人間の友として、恐るべき脅威として、その存在を見る事ができる世界。 人間の多くは人外を認知しており、また人外との混血も珍しくない世界。 そんな世界の小噺を、おひとつどうぞ…

　ホラーが苦手な方は閲覧注意です。あまりの戦慄さに不眠症になります。3分で読み終わる短編ですが、その3分後のあなたの心境を諒察するだけでも著者としては憚られます。 　これは心霊、…

町田圭介は、修学旅行で訪れた京都で、たまたま立ち寄った小さなお寺で『送り鐘』という梵鐘を見つけた。お盆の時に『迎え鐘』という鐘で迎えたご先祖を、迷わずあの世へと送る為にその鐘を鳴…

　友人と共に旅をしている主人公は、偶然立ち寄った街で腹を壊し、一晩だけ病院へ入院することになってしまった。一見何の変哲もない普通の病院だったが、説明のつかない不可解な出来事が立て…

テレビから怖い話が消えたのは悲しいことだと思います。

短編集です、たぶん。ちょっとした休憩なんかのオトモにどうぞ。 ところで徒然って良い言葉ですよね。大好きです。 徒然なるままに生きていたいけど、徒然に生きるには時間もお金もな…

私は、優しい夢を見る。残り香の消えぬうちに、その跡を。