「道 短編」を含む小説

　君の光になれたなら、って思うんだ。 　君が悩んだり、困ったりした時に、続く道を照らせたら、って。 　これまでも。 　そう、これからも。 『第七回こむら川小説大賞』応募作…

〜〜〜１０００文字以内のショートストーリー〜〜〜　異常気象や世界大戦で、人類は滅びの道を進み続けている。食料も今や配給制となってしまっていた。そんな中、長年連れ添ったペットの金魚…

私が住んでいたアパートからの通勤路に、小学生の通学路と重なっている道があったんです。

　九州の一部には、盆のときに帰ってきた先祖の霊を送り届ける儀式があります。線香をもって、近くの川まで、道なりに線香を目印に落としながら向かいます。川は彼岸との境界線で、そこまで霊…

人間関係や自分の能力などに落ち込む人たち。 そんな人たちを救うのは、人?または動物...? 突如町に現れる篠山神社の正体は... 誰かが困っている、道に行き詰まった人たちを救…

『前から』ですよ。 企画 『〘蠱読〙十倍盛り〜1400字お題小説〜』参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081649…

とある王国で双子の王子が産まれた。その名をコロッセウスとセオドリオという。しかし双子の父親である王様は占い師から「双子のどちらかが王様を殺すだろう」と予言を受けて双子から恨みを買…

だらだらと休日を過ごしていた「私」に縋るような様子で道を尋ねてきた小柄な中年女性。同行して案内する道中、その女性から衝撃的な話を聞き、「私」は次第に彼女のその奇妙な魅力に惹かれて…

　旅人のエヴァンは半年前人攫いにあった少女イーデンを保護する。それ以降故郷に送り届けるため共に旅をしていた。無事にイーデンを故郷の村に送り届けたエヴァンはそのまま直ぐに旅に戻るつ…

曽根宮くんはタダの会社員。 社会の厳しさに触れて日々お疲れの曽根宮くんは、疲れ切った体を引きずって、今日も会社に出勤するのだが。 どうやら、通勤の道すがらに気になるモノがあるよ…

かつて剣術の大家だった父の名誉回復をかけて、江湖の剣客に勝負を挑んでいる青年・律九珠。 ある日、竹林の隠者・簫無唱との戦いで九珠はあっさり敗れてしまう。ところが簫無唱は九珠を弟子…

堕落した生活を送るエイリーン・カタルシス。いつも無駄に過ごしている日常と学生時代の思い出がエイリーンを苦しめていた。ある日、救急車のサイレンが聞こえる。気づくと燃え盛る赤い背景が…

イルカより浅く潜らないとまんぼうが獲れない。 そんな噂話が面白半分にささやかれるとある漁港。 僕は周りに流されるまま人生を決めていく漁港の奴らがくだらなく思えた。実際、中学を卒…

書置きを残して家を出た同居人の友人を追って、私はある村を訪れたことがあった。 その妙な懐かしさと異様さを孕んだ空間は紛うことなき現実で、向けられた視線と不安定で今にも崩れそうな言…

地元から東京へ遠征した美希は、慣れないビル群の中で道に迷っていた。どうしたものか悩んでいたところ声をかけてきたのは、群青色の髪が印象的なポニーテールの男だった。ナンパを警戒する美…

Skebにて執筆した短編です。 私──無職の十八歳。 理智沈務〈りち・しずむ〉──画家。 扇透徹〈おうぎ・とうてつ〉──刑事。

ナウス国際高校にて、クラスメイトから「兄貴」と呼ばれる主人公・森。彼は生活態度もルーズで、授業もまともに受けようとしない。それでもリスペクトを受け、背中を押す「弟分」がいる。自分…

※拙作『七夕祭りの笹の下』の後日談となっております。 読んでいただけるとより二人の背景が理解しやすいかと。 大学四回生になった静月は、例年通り七夕祭りに来た。となりには恋人の…