旅の道は凍えている

陸沢宝史

第1話

「もうすぐ村に着くはずだよ」


 道を歩く茶髪の男、エヴァン・プラションズの右脇から遠くからでも余裕で届きそうな少女の高い声が聞こえてくる。

 青空を昇る太陽はあと少しで頂点に至ろうとしている。

 道の左右は森に挟まれており道幅は大人五人分程度しかない。


「無事に着けそうでかったな。お前と出会ったときは無事に護衛できるか心配だったからな」


 エヴァンは両口角を微かに上げると右隣を見下ろす。


 まず目につくのが球体を作るように後頭部で一つにまとめられた紫の髪だ。上半身には長袖にその上から袖が肘辺りまである胴着、ボトムスはショートパンツを身に着けている。足には革製のサンダルを履いており。右肩には斜めがけのショルダーバックをかけていた。


「あたしもまさかあそこまで連れ去られるとは思ってなかったから、帰還できたことに驚いてるよ」


 イーデン・フリエルは嘆息を吐くように俯いた。


「追手に見つからないよう迂回しながら進んだがまさか半年も掛かるとはな。旅の計画もだいぶ歪んでしまったよ」


 エヴァンは左手で髪を雑に掻いた。エヴァンは長袖の上から肩が見える袖のない革鎧を装着しており、下には長ズボンを履いている。革製の肘当てと膝当てをつけ、背中には荷物が詰まったリュックを背負っている。


「別に目的地なんてなかったでしょ」


 イーデンが人差し指で左腰に装着している剣の鞘を突いてくる。

 エヴァンは上歯で下唇を噛むと左側に顔を向け、


「お前には隠している目的があるんだ」


「へぇ〜そうなんだ。それより村が見えてきたよ」


 イーデンの興味なさげな声に誘導されるようにエヴァンが前方に視線を移す。すると森を抜けた先に木の柵に覆われた村が小さく視界に映る。


 はしゃぐようにイーデンは唐突に走り出してしまう。エヴァンは歩む速度を変えないまま頬を緩めながら目でイーデンを追っていた。


 村の入口に着くとエヴァンは中に入りながら辺りに目を配る。村の奥には山があり、村の外には大人が十人もいれば管理できそうな畑が広がっている。


 村の中には二十程度の家が見受けられた。殆どが平屋建てで屋根は木で壁は土で造られている。


 村を進んでいるとエヴァンらに村民達の視線が集まっている。どの村民も目を見開いたり、開いた口を手で抑えていた。


「色々な意味で目立つな早く家に案内してくれ」


 エヴァンは村民の視線を浴びる度に愛想笑いをしていた。その右隣にいるイーデンは笑みを浮かべながら時折村民に目を向けていた。


「そりゃ剣を携えた男と半年も行方不明だった少女が同時に現れたから皆驚くよ」


「この様子だと俺だけでも驚かれていそうだがな」


 イーデンがとある家の扉で止まった。イーデンを拳を扉の前に近づけると一呼吸した。呼吸を終えると軽い音が立つように扉を二回叩いた。


 家の中から床が鳴らす音が聞こえる。床が古いのか軋む音も一緒に伝わってきた。その音が扉の前で止むと扉が開いていく。イーデンよりも頭一つ高い紫髪の女が現れた。


「どちらさまでしょう――嘘、イーデンなの」


 最初は声もやや高い程度で落ち着いた口調だった。だが女の目がイーデンと合った瞬間、唖然としたかのよう声が急激に高まった。イーデンを捉える瞳は動きが静止している。


「そうだよお母さん。ただいま」


 声を被せたらすぐにでも消えてしまいそうな声でイーデンは返事をした。

 イーデンの母の上下の瞼が縮まり、目には雫が溜まっていく。イーデンの母はイーデンに歩み寄り抱きついた。


「またあなたに会えるとは思っていなかったわ。本当にあえて良かったわ」


 イーデンの母の声は震え、目からはいくつもの涙が流れ出した。


「一体どうしたんだ」


 家の奥からイーデンの父らしき男が家の入口付近に寄ってきた。


 男はエヴァンと目が合うと眉間に皺を寄せる。だが男はすぐにイーデンの存在に気づくと目を広げながら「イーデンなのか」と呟いた。


「お父さん元気にしてた」


 親にしか見せないであろう笑顔をイーデンは見せる。


「イーデンがいなくて畑仕事どころじゃなかったよ」


 イーデンの父は母に抱きつかれたままのイーデンの頭を音を立てないように撫でた。


 親子三人が寄り添う姿を見てエヴァンの目頭も熱くなっていく。


「イーデン今までの経緯などを聞きたいのだがそちらの肩は誰だい」


 イーデンの父はエヴァンを睨みながらイーデンに尋ねた。


「この人はエヴァン。わたしをここまで送り届けてくれた人なの」


「エヴァン・プラションズだ。旅の途中で人攫いから逃げてきたイーデンと出会って保護していた」


 エヴァンはイーデンの父に対し軽く頭を下げる。

 イーデンの父は失態を犯したことに気づいたような顔つきで謝る。


「先程は睨んでしまって済まない。家の前に見知らぬ物騒な男が居たからつい警戒してしまった。娘を保護してくれてありがとう」


「気にしていない。俺としても親子が再会できて嬉しく思っている」


 エヴァンはイーデンの父に微笑みかけながら言った。イーデンの父は安堵したかのように服を押し付けないよう胸に右手を添えた。


 イーデンから腕を解いたイーデンの母がエヴァンに視線を合わせると頭を下げる。


「あなたがイーデンの命の恩人なのですね。本当にありがとうございます。正直なところ娘は死んだと思っていたのでこの状況に驚いているところです」


「俺もイーデンと会ったときはまさかこんな遠くに離れた村から拐われたとは思いもしなかったさ」


 イーデンに目を遣りながらエヴァンは言った。


「ろくな食事も与えられずに馬車でずっと移動してたからね。連れ去った一味が寝込んだ隙に逃げたけど、連れ去られていたときは怖かったよ」


 イーデンは小声でそう言うと左手の親指と人差し指でエヴァンの長袖の右袖を摘んだ。


 エヴァンは哀れむように目を細めイーデンを見詰める。呼吸が二度出来るほどの時が経つと他者を案じるような眼差しでエヴァンは言った。


「もう両親の下まで戻ってきたんだ。これからはまた幸せに暮らせるさ」


 イーデンは無言のまま微かに頷いた。エヴァンはイーデンの両親に目を向けると口を開く。


「イーデンは無事に送り届けられたので俺はもう行きます。念の為人攫いには気をつけてください」


 エヴァンは僅かな間、首を前に曲げ一礼すると家の外側に向かって体を動かそうとする。だがイーデンの指がエヴァンの右袖を引っ張っていた。


「離してくれイーデン。もう護衛は終わったんだ。俺はまた旅に戻らないといけない」


 エヴァンは抑揚をつけずに低い声でイーデンに求めた。イーデンは返事もせず頬を膨らませてしまう。左手で額を抑えたエヴァンは悩むようにイーデンに目を凝らしていた。


「イーデン、エヴァンさんにはやることがあるのだから、離してあげなさい」


 イーデンの母が僅かに強めの語気でイーデンを咎める。それでもイーデンは裾から指を離そうとしない。


「イーデン、目的があるなら言ってくれ。じゃないと対応に困る」


 エヴァンは対応に倦ねるようにイーデンに尋ねた。イーデンはエヴァンの方に顔を仰いだ。


「半年もずっと一緒に居たんだよ。もう少しだけ側にいてよ」


 袖を摘む指の力が強まり新たな皺が生じる。


「この村には宿も無さそうだし、流石にその頼みを聞くのは難しい」


 エヴァンは惜しむようにイーデンの頼みを断った。


「そうだよね。ごめんね」


 イーデンの指が袖から離れる。その様子を目にしたエヴァンはイーデンから目を逸らした。


「エヴァンさん、よければ空いている家にでも泊まっていきませんか? 数日程度なら家の持ち主も貸してくれると思いますので」


 肘を曲げるように両手を前に出しながらイーデンの父がエヴァンに提案をした。エヴァンは熟考するように左手を顎に添える。


「数日程度村に泊まっていってよ。ねぇお願い」


 エヴァンの右腕が脆弱な力で掴まれる。エヴァンが右腕の方を見るとイーデンは切願の瞳で腕を掴んでいた。エヴァンは絆されたように口元を緩めるとイーデンの父に向けて言った。


「なら数日程度村に滞在させてもらいます。早速、家の持ち主の下まで案内してもらえますか」


 エヴァンはそのままイーデンの父の案内で家の持ち主のところまで滞在許可を取りに行った。


 家の持ち主はエヴァンの頼みを快諾し、エヴァンは五日間村で過ごすことになった。



 窓からは暗闇と数え切れないほどの星が見えた。借りた家は一人で宿泊するには十分な広さを有している。家の西側の角付近にはベッドが二つ間を開けるように並べられていた。東側手前の角には台所があり、鍋などの調理器具は保管されているが銀色の鍋底は真っ黒に焦げていた。


 家の中央には四角形のテーブルがありテーブルを挟み込むように長い椅子の席が二つ向かい合っている。テーブルと席ともに木製で表面は粗く欠けている箇所が所々見当たる。


 テーブルにはイーデンの両親から分けてもらったパンとスープと炒めた牛肉が並んでいた。

 席に腰掛けるエヴァンは手でパンを一口サイズに千切った。


「今日はあっちで食べなくて良かったのか」


 エヴァンは向かい側の席に座るイーデンに聞いた。陽気に目尻を下げるイーデンはスープンを片手に答える。


「エヴァンと居たいからいいの。それに昨日はお母さんたちと一緒にご飯食べたからね。だから今日はこっちなの。どうせご飯食べ終えたら家に帰るから少しぐらい家にいなくても問題ないよ」


 イーデンは右手のスプーンでスープを掬い口に含めた。


「それなら構わないがな」


 淡々とした声でエヴァンは声を出す。その口元は僅かに緩んでいた。


「イーデンこの村はどう? 気に入った?」


 良い返事を心待ちにするかのようにイーデンは見開いた目でエヴァンを見据えている。

 エヴァンはパンを一口咀嚼するとパンを皿に置いて答えた。


「ここで暮らすなら良さそうだけど、旅人としては宿がないはやはり厳しいかな。店すらないようだし」


「宿もない村だからそう考えるよね。そういえばエヴァンはどういった場所に住んでいたの。わたし聞いたことなかったから」


 イーデンに質問を投げかけられたエヴァンは迷うように目を真っ直ぐ細める。そのまま小指で机が二回叩ける程度の時間を過ぎると目を広げた。


「ここより二倍大きいぐらいだ。名産品は特にはないがまあ宿はあったな。旅人が多く訪れる場所だったから」


 夜風も音を立てずに窓から部屋の中に入り込む。窓側に背を向けて座っていたエヴァンの襟首に風が吹く。


 襟首付近にひんやりとした感触をエヴァンは抱いた。そのエヴァンをイーデンは人差し指を下唇の舌に当てると興味津々そうに言った。


「あたしの村からしたら十分大きいね。あたしも言ってみたいなな」


 イーデンの話を聞くエヴァンの顔は渋くなる。エヴァンと視線が重なっているイーデンも話を終えると急に真顔になった。


「どうかしたの?」


 イーデンを尋ねる。エヴァンは自分の表情の変化に気がついたように口元を手で覆った。すぐに手は口元から取り払われる。エヴァンは重なった唇を歯で抑えるように内側に巻き、そのまま少し間を溜めてから理由を話した。


「いま村に行っても活気はないから行く価値はないよ。戦争に多くの村民が駆り出されてその大半が死んだからな」


「そうだったんだ」


 イーデンは曇った表情で一言呟いた。


「悪いな、食事時の寂しい話題を持ち出してしまって」


 エヴァンは謝るとパンを右手に持ち左手で千切ろとする。すると前方から音量は小さいながらも抑揚のある声が飛んでくる。


「エヴァンは故郷に戻りたくないの」


 エヴァンは皿にパンを置いた。すると微かに皿が揺れ音がする。その音に反応したイーデンが皿の方を見た。エヴァンは両手の掌を机の載せると語りだす。


「戻るのが怖いんだ。同世代の友達はもう誰もいない。徴兵されて生き残ったのが俺だけだったからな。戻ったところで辛い思いをするだけだ」


 エヴァンの視線は机に落ちていた。右手は強く握り締められ皮膚に弛みはない。


 イーデンは事実に気づいたかのように目を見開くと中身が詰まっていない声で、

「もしかしてエヴァンが旅を続けているのは――」


 イーデンが話している最中にエヴァンは言葉を被せて自ら説明する。


「故郷のことを忘れるためさ。まあ旅を続けていても時折思い返してしまうがな」


 エヴァンは肩を上げ苦悩に慣れてしまったかのような顔をした。


「エヴァンはこのままずっと旅を続けるの?」


 エヴァンを気にかけるような口調でイーデンは尋ねた。


「恐らく死ぬまでそうだろうな。それよりも飯の続きをしよう」


 エヴァンは話を切り上げるとパンを千切る。千切ったパンの大きさは親指に隠れてしまう程度だった。そのパンを口に放り込むと一口噛んだだけで胃に流し込んだ



 エヴァンが村に来て五日の朝を迎えていた。

 昼前には旅立つ予定となっていたエヴァンは村を見て回っていた。


 東から太陽が昇っているが雲の隙間からしかその姿を確認できない。


 大人たちは畑仕事に出掛けているのかあまり見掛けない。目に入っても子どもか老人が大半だ。


 エヴァンの前方からエヴァンよりもゆったりと歩く老婆が近づいてくる。老婆とすれ違いそうになるとエヴァンは丁寧に頭を下げた。老婆も「イーデンちゃんを助けてくれてありがとうね」と親しげに頭を下げた。


 老婆とすれ違うとエヴァンは後ろ向き老婆を一瞥した。エヴァンがイーデンを護衛したという情報が村に拡散して以降外に出る度に村民と挨拶を交わす仲となっていた。


 エヴァンは口元を綻ばせながら前を再度向くと西の方角から子どもらしき叫び声が耳に入ってくる。


「誰か助けて。エヴァンちゃんが拐われちゃう」


 張り詰めた表情のエヴァンは急ぐように声の方向へと駆けていく。


 少し移動するとエヴァンの前方にフードを被った者がイーデンを肩に担いで走っているのを目撃する。イーデンは藻掻いているが降りれそうにない。


 フードの者は左から右にかけて移動しているが小さくエヴァンの目に入る。フードの者が目指す方向には一頭の馬が止まっていた。馬を目指してエヴァンがこのまま走ればフードの者と進路が交差する。フードの者との距離はエヴァン自身が馬に跨がらない限り追いつけない。


 エヴァンは右手に魔力を溜め、先端が尖ったリンゴ程度の氷を生成する。そのまま馬目掛けて氷を放つがそれとほぼ同時に緑色の壁が馬の前に現れる。緑の壁は馬を隠す程度の高さはあった。


 氷を放ち終えたエヴァンは「読まれていた?」と声を漏らす。


 氷が緑の壁に衝突する。氷の先端が緑の壁を削っていく。氷が半分程度壁に突き刺さったところでその勢いは途絶えた。

 それを目にしたエヴァンは悔しげに「チッ」と舌打ちをした。


 フードの者はイーデンを馬に強引に載せ自らも馬に跨り村から去っていく。


 氷が突き刺さったままの緑の壁が消えていく。


 エヴァンは走る速度を速める。だがエヴァンの目に映る馬はあっという間に小さくなりそのまま消えていった。


 エヴァンは立ち止まると歯を噛み締めた。痛みを覚えそうなほど奥歯には力が入り、頬も微かに出っ張る。


「完全に俺の失態だ。ここまで来れば拐った奴らも追いかけないと判断していた。けれどそれは過ちだった」


 口を動かしたエヴァンは右拳で右太ももを殴りつける。一発だけでなく二発だ。拳は太ももを激しく振動させエヴァンは痛みを覚えたような顔つきをした


「とりあえず今は状況の把握だ。あの叫び声の子どもなら犯人の特徴とかを知っているかもしれない。」


 エヴァンは叫び声が聞こえた場所に走って向かった。


 エヴァンがその場所にたどり着いたときには多くの大人たちが集まっていた。そこにはエヴァンの両親の姿もあった。


 涙を流した跡がある少女の下にエヴァンは近寄った。少女はイーデンよりも頭二つ分は背が低く年下のように見える。


「一つ聞きたい。拐ったときの状況や拐った奴の顔とかの特徴を教えてくれないか?」


 エヴァンが尋ねると少女は鼻を啜った後答えた。その声は咽び泣くようにところどころ裏返った高音だった。


「イーデンちゃんに頼んで遊んで貰っていたら急に人が現れて一瞬でイーデンちゃんを連れ去ったの。フードから顔がチラリと見えたけど多分女の人だったと思う。髪色は金色だったかな。背はイーデンちゃんより少し大きいぐらいだったと思う」


「金髪の女か。答えくれてありがとう。怖かっただろう。いでゆっくり休みな」


 エヴァンは少女に微笑みかけるとイーデンの両親の下へと向かう。


「申し訳ない。完全に俺の失態だ。敵が追っていないか慎重に確認してから村に来るべきだった」


 イーデンは腰を深く前に曲げ謝罪した。


「エヴァンさんは悪くありません。そもそも報酬も払っていないのに半年も娘を護衛してくれたのですから」


 イーデンの母がエヴァンを慰めるように言った。エヴァンは顔を引き締めながら頭を上げる。イーデンの母も父も薄目に雫を蓄えている。


「イーデンを拐ったやつを追いかけたい。相手は馬に乗っていた。だから馬を借りたいのだが心当たりはないか」


 エヴァンがイーデンの両親に確かめると、イーデンの父が雫を指で拭き声を潤ませながら言葉を返す。


「エヴァンさんに家を貸した人なら馬を所有しています。わたしから貸してもらえるよう頼んでみましょう」


「俺も同行しよう。今すぐ行こう。時間がない」


 エヴァンとイーデンの父は家を貸した人物の下へまで向かった。事情を聞いた家の貸した人物は急いでエヴァンに馬を手配した。

 馬を借りれたエヴァンは最低限の装備だけ持って村を出た。

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