六番

無闇に追う姿も、それがあまりにも純粋だと惹かれてしまう。

愛されるために愛すのではなく、自ずと愛し、愛されるような人になりたい。

自分が不在の場所を気にしても、そこに何も影響を与えられはしないのに。

誰かの心に留まりたいと切に願うとき、死は無遠慮に魅惑してくる。

近くても遠くても、あなたの輝きは色褪せなくて。

何も身に纏っていなくても、私は私であると気付いてほしい。

感情の揺らぎが表出しない人ほど、内には強大なエネルギーを秘めている。

『短歌の秋』投稿作品

逃れられないのならば、せめて美しい風景の中で果てたい。

誰かの心に留まりたいと切に願うとき、死は無遠慮に魅惑してくる。

自分が不在の場所を気にしても、そこに何も影響を与えられはしないのに。

愛されるために愛すのではなく、自ずと愛し、愛されるような人になりたい。

無闇に追う姿も、それがあまりにも純粋だと惹かれてしまう。