「装飾」を含む小説

壁のようにあらゆるものを守れる冒険者を目指すウォル・クライマー。 自在に壁を生み出すスキル《壁作成》で陰に日向に勇者パーティに貢献してきた彼だったが、旅の半ばで突然仲間からパーテ…

明治二十二年、ひとりの少年が東京美術学校に入学するために上京する。 「私は総領だから、お前が代わりに画家になってくれたら嬉しいんだが」 兄、為吉(ためきち)の思いを胸に、彼は…

妹にあるおつかいを頼まれた紅葉（くれは）。おつかい先で出会った空間に、ちょっとした興味を惹かれる。その空間の秘密を探るために、もう一度その場所を訪れる。その空間が持つ意味とは、そ…

平和そのもの。 獣人が暮らす世界へ行ってしまった女性の物語です。 メルヘン、ファンタジーな世界観です。 プロットのない作品で、そのまま書きこんでいる為に、多少矛盾やら編集作業を…

人の死が決定した後。その魂が天国へ行くのか地獄へ行くのかを審判をする、神様が作った世界がある。そこは雲の上にある、夢のように美しい場所だった。 神様の部下である青年、詩季は、子供…

　帷の降りた夜一色の暗闇で、銀のロザリオがきらりと瞬いた。 　するりするりと雲の影に紛れて街を往く暗い影が大通りのショーウィンドウに映り、ぴたりと男は足を止める。するとショーウ…

【主要キャラクターの概要・設定】　　　　 バン （地搗 渢 / ちずき ばん）　吸血鬼　　　 源平合戦で首を落とされた若武者。首を落とした張本人が後悔し、蘇りの魔法をかけたが失敗…

銀色の緻密な鱗が装飾のように広がっている。「ああ」私はそれを、とても美しいと、感じ入っていた。(本文抜粋)

オカルト研究部のただ一人の部員で校内唯一の二年生部長である俺は夏休みも終わりに近づいたある日、学園祭での研究発表のために一人で「こっくりさん」をすることになった。 オカルトには…

宝が好きなのではない。彼女は“宝箱”が好きだった。 その母材となる木材のこだわりが好き。 材質の劣化を防ぐための薬剤の香りが好き。 楔を打ち、箱の形をつくる金属部の装飾が好き。…

家族を失い仕事を失った自営業大型ダンプ運転手 近藤龍一郎... 深夜の国道で謎の女を載せ 彼の人生は一変する... 交通事故を起こされ...彼は悪魔転生を果たす... 出逢いと別…

探偵である家達は資産家である財前からの依頼で彼の持つ別荘へ招待された。 豪華な装飾の施された邸内を案内され、通されたのは無機質な応接室。 そこで自分が信頼に足る探偵か確認するため…

　煌びやかに彩られた装飾品が並べられた会場に高級な料理。そして、その会場にいるのはこれまた煌びやかに着飾った男性や女性。 　こういった場所に相応しいのは「ダンス」や「素晴らしい演…

『【三題噺の競作】「島」「薙刀」「廊下」』によせて書きつつ、以前お題を募集しておいた性癖三題噺も消化しました。 なおお題は「切れ長の目」「死体を加工した装飾品」「美しい生首」です…

妹に装飾品から親の愛情に至るまで奪われ続けた伯爵令嬢セレスは、ついに婚約者である王太子まで略奪されてしまう。 しかし王太子が無能で将来性がないことを知っていたセレスは、妹の肩を叩…

「えぇ～っ！？ ちょっと待ってくれよぉ～！！」 と叫ぶ声が聞こえたが無視する。まぁ俺の事を呼んでるんだろうけどさ。 そんなことよりも、だ。俺は自分の身体を見下ろす。そこには、白い…

KAC2022応募作品 書く時間が全然なかったので、自分の記憶を掘り起こして少し（だいぶ）装飾して作ってみました。 こういう一期一会って案外誰にでもあるもんだったりするんじゃない…

　街の隅の小さな建物、そこにはとあるデリバリーサービスが存在していた。 〝出張裁縫屋〟 求める者のオーダーを聞き衣類やその他諸々の修繕、制作を行う。 店のオーナーである老婆 派…

色鮮やかなドレス、キラキラと星屑を散りばめた装飾品。花が咲いたようなお化粧をしたお姫様達。その中で私は、使い古してくたびれた給仕服で、何をつけたかわからない汚れを気にしながら、そ…

　お友達とお別れをする夜、小さい頃の夢を見ました。文字の蟻が歩いて、自分の足元を歩いている夢。この夢で出会った彼らと、またもう一度、会いたいな。なぜ涙が零れるんだろう。そう、今日…