「行き先は」を含む小説

むかしむかしのこと。 若き日の旅の出来事を記している一人の老人がいた。 それは魔物は出てくるわ魔法が出てくるわ世界の救世主だと呼ばれたりとか、江戸時代の人が聞いたらなんだそりゃ…

魔法や獣人が過去に存在していたが、源となるマナが減少し、希少となった世界。 獣人の祖を持つ島国シャムールの王女フランは、王家の中で厄介者として扱われていた。今や獣人としての血は…

少年、雛が目覚めると、そこは「黄泉平良坂」というこの世とあの世の境目だった。 なぜ自分はここに？ もしかして自分は死んでしまったのか？ そこに現れた白髪の麗人、形代は告げる。 …

会社員の谷川成麿は、仕事の残業終わりに乗ってはいけないバスに乗り込んでしまった。 そう、行き先が……のバスに。

創作三国志。許都滞在中の曹操と劉備の話。花見の宴の最中、劉備はひそかに曹操に誘われて屋敷の外に連れ出される。行き先は曹操の秘密の場所だった。後年劉備はそのことをほろ苦く思い出すの…

　身長175センチ、日本人離れした頭身、『るい様をお守りする会』という親衛隊を持つ、アイドルも真っ青の美貌のイケメン女子高生、類(るい)の前に、ある日突然死神と名乗る謎の黒ずくめ…

　十月三十一日、ハロウィーンの夜。日本の都市のどこかに「それ」は生まれる。 　渋谷スクランブル交差点に、もう規律と言うものは無かった。 　ヴァンパイアや魔女やミイラやガイコツが、…

人の魂が成仏するには、現実世界との縁を断ち切らなければならない。 魂が浄化し、「無」へと還ることで初めて、生と死が循環する均衡を保つことができる。 人が死んだ後、魂は「無間…

ちっちゃいリベルちゃんは考える。 魔獣に盗賊に悪人に。 世界には斬りたい物が沢山いっぱい。 でも自分は自由じゃない。 色々縛られててつまらない。 よし、じゃあ行こう、抜け出…

夏から逃げたい少女を描いた連作短歌。 (他のサイトでも公開しております。ご了承ください。)

卒業旅行として行く宛ての無い列車旅をしていた大学生の優子と紗弥は、小さな無人駅で終電を迎え一夜を過ごすことになる。大学の卒業と就職、そして遠距離恋愛。大きなターニングポイントを迎…

初投稿です 性的マイノリティー同士の話です 全ての性的マイノリティーに配慮した話でも、道徳的な話でもありません 等身大の少女の話です

女子大生　菜々　19歳 サークルでの飲み会帰り、最終バス… 菜々は慌ててバスに乗り、 行き先と違うバスに乗った事に気づかないまま、寝落ちしてしまう… …終点です… そこはなに…

　行き先も決めていない一人旅の途中。 　駅のホームの看板で「温泉」の文字が目に入り、そんな気分になった俺は、そこで列車から降りたのだが……。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説…

完璧だった名家のお嬢様、日下葉那は恋をした。許嫁の――父親に。そんな初恋を拗らせた彼女を想うのは、顔だけよく似た『息子』の方。学生の頃は犬猿の仲だった筈なのに。「俺がお前を幸せに…

大学生の華は、初めてひとりで海外へ向かう。 行き先はニューヨーク、とある目的を持って。

プチ本格？二つの密室トリックを暴け！！ 「下に行って来る」と言って、十一階からエレベーターに乗った男が一階に着くと死んでいた。男の乗ったエレベーターは高層階用で、十階から二階の間…

俺の名前は今川義雄《いまがわよしお》。 高校2年、歳は17。 家の帰りに、大桶《おおおけ》が 2つまとめて、迫りくる。 避ける間もなく、桶狭間。 目を開いても、真っ暗だ。 無…

「しかし、なんだなあ、老いらくの恋は身の破滅だな・・・」 政五郎が妙なことを口にした。 「赤城の万次郎が、若い妾を溺愛して、四十八手本の女役にしたり、いっしょに歌舞伎見物に出かけ…

少し優しくされると、すぐその男の子をすきになってしまう、ウリ。 幼馴染の碧琉は呆れながらも、傍にいる。 ２人の行き先は…？