「短編小説 切ない」を含む小説

一口にキスといっても色んなカタチがある。 それは必ずしも幸せなものとは限らない。 あなたは愛する人とどんなキスをしたいですか？ ※1話600字～850字程度、計5話の掌編小説集…

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・由良奈〉 ──カナカナカナ。 東日本大震災から一年が経った宮城県登米市寛木町。 蝉の鳴き声が弱まりつつある夏と秋の境に親戚が住む田舎町に訪れた私は…

ただ毎日を普通に楽しく生きていた俺は、このまま何十年先もこんな人生が続いていくものだと思っていた。何事もなく高校を卒業して、地元の大学へ入るものだと思っていた。 そんな俺の人生を…

弥生は、毎日通る遊歩道で会う、名も知らぬ青年のことが気になっていた。 言葉を交わしたことすらなかったが、ただ無言で青年の傍を通り過ぎる時間だけが弥生の楽しみだった。 ある時、弥…

あらすじ－ 俺は梨穂子が好きだった。 多分幼馴染で、小さい頃からずっと一緒にいた。でも親しくはしていなかった。だから、俺は梨穂子が俺を好きになることはないとずっと思っていて。だか…

　桜が咲き乱れる。空に大きな雲が見える。山が紅く染まる。雪であたり一面白くなる。 　これはそんな当たり前で、ごく普通に思える日々が特別になったある少女の物語。

地球には16年周期で彗星が衝突する。 直系五十キロを超える彗星は人類を滅亡させるものだ。しかし、その悲劇は16年周期で誕生する人柱によって回避されていた。 そしてその人柱だった…

　少女は死ぬことのできない不老不死の力を授かり、戦国武将である大谷吉継との儚く切ない恋愛を描いた物語。 夜桜～戦国ノ巻～の短編小説となっています。本編と関わってきます。それ…

元カノに未練ある優舞と元カレに未練ある睦月が世界に起きる謎の現象をめぐって遠い恋をする。

道で転んで泣いていた少女。彼女を救ってくれたのは、ベルという名の少年だった―― 小説はきっと、誰かを救うことができる。そう信じている作者が書いた、一人の少女の物語です。

朝と夜が混ざり合った不思議な街、ラナルタ。そこの住民たちは終わる事のない今日を愉快に過ごしていた。ラナルタに住む少女、ラナとレイラのいつもと変わらない筈の日常に不可思議な出来事が…

奈良の昔話「おいの池」の二次創作作品です。 父の視点で娘の切ない恋を追った。

海沿いの街に住む男子高校生・颯太《そうた》にはだれにも言えない初恋の思い出がある。 夢か現かもわからない刹那の初恋だ。 ある日、二度と出会うことがないと思っていた初恋相手と再会す…

高校生の私には昔から仲の良く三人一緒に過ごす、男女それぞれ一人ずつの幼馴染がいる。 これは二人には言えない、私だけが抱える秘密の話だ……。 「５分で読書」短編小説コンテスト20…

高校生活、最後の日。 幼馴染みの想い人と共に歩く通学路はいつもよりも綺麗に見えて。 ずっと前から伝えようと思っていたこの言葉は、僕達の間に隔たる『距離』という壁に阻まれて、いつま…

秘密のdiaryと兄と僕の嘘のお話の中の、ラブホテルを出ていかれた八(はち)の視点から続きが始まります。 八(はち)と九(きゅう)のその後。 そして…。 「なんで、切ない顔…

「５分で読書」短編小説コンテスト2022　だれにも言えない恋（恋愛）応募作品 あなたにとっては共に暮らす家族でしかないだろうけど、いつか私のこの想いに気づいてほしい。

「おれ、呪われたかもしれない」小学生のタケシが母に告げた。呪ったのは図書室の魔女。 タケシと母のおかしな会話、最後に明かされる絵本の秘密とは。 「５分で読書」短編小説コンテスト…

あやねは中学生の時、しょうに笑顔を褒められてから彼の事を好きになり、少しずつ自信も持ち始める。 ずっと片想い。 ずっと淡雪のように彼への気持ちが心に残ったまま。 ――片想いも…

極度のあがり症の沢井春香、中学一年生。先生にもクラスメイトにも笑われ、逃げる様に走った先にいたのは、三年生の男子、長谷川だった。昼休みになる度、先輩と語らう春香。何故かこの人とい…