「水たまり」を含む小説

アカとアオ、ふたりぼっちの少年たちの物語。 バッドエンドのつもりで書いたわけではありませんが、読む人によってはバッドエンドかもしれません。

僕は気付いてしまったんだ。 水たまりに映るのは、僕にそっくりの顔をした『なにか』だということに。

人と関わるのが怖いミカは、朝に怯えていた。 幼馴染のナミといる時だけ、ありのままの自分でいられる。 二人で夜の散歩をしていると、ナミが言った。 「ねえ、公園寄ろうよ！」 そこには…

水たまりの中でもんもんとする彼らのおはなし。 ＊不定期更新、すべてにおいてゆるいです。深く考えずにお読みください。コミコチャレンジノベル用に書き下ろしたのが始まり、現在は小説…

動物が大好きな保育士の卵だった、川瀬春奈はある日水たまりに足を踏み込んだらそのまま水の中に落ちていき、気づいたら大草原にポツンと佇んでいた。 右も左もわからぬ春奈に声をかけてき…

ともに帰路についている高校生のソウスケとカスミ。 雨上がりの水たまりを避けながら歩いていると、ふいにカスミが言う。 「この水たまりには、あなたの願望が映し出されるのです」 ど…

　僕はある日、水色のりぼんをつけた少女と出会った。

うちのベランダには、鎖につながれた齢10歳ほどの、人間の男の子の姿をした黒い妖猫（？）がしょっちゅう居座っている。そいつはなんと、遥か1000年以上も昔に、神社の池に封じられたっ…

昔々、ある村の辺に、「幸運の水たまり」がありました。

水たまりに幸運一滴、という同題異話企画があったので応募してみました。 このお話も、キーワードはバラフォンです。 さいきんのご時世を考えると、バラフォンの癒しの音色に触れてみたくな…

　夏を目前に、つとめていた会社が倒産。失業したぼくは、ひょんなことからちいさな冒険をはじめた。 　もうすぐ八月もおわるというのが信じられないようなギラギラ顔の太陽に見おろされな…

地方銀行で働く千賀琢磨は寒空の中、植樹帯のへりに腰掛けて缶コーヒーを飲んでいた。

不思議な人たちが見える大学生の話

俺は平凡な大学生。ある日ひょんなことから水たまりに沈むと、見知らぬ花畑にいた。 呆然とさ迷う俺に襲いかかるのは、まさかの5メートルはあろうかという巨大怪物。 そう、ここは剣と魔…

★ヒロイン有馬ほのかは、忘れ物の多いうっかりものの高校生。ある日の通学途中、巨大な水たまりができていて、のぞき込んだら異世界へ転送されていた。 ★レヴィン王子はイオニアス王国の…

わたしのうちは中洲にあった。川の流れに囲まれていたわけではない。高速道路の高架と国道バイパスの太く激しい流れのあいだにあり、川と川に挟まれた中洲のようだと思っていた。 子供の…

日曜日、「わたし」は強大な力を得て、すべてを破壊する権利を持つ。 日常と非日常の間をふらふらしながら自我を得ていくおはなし。

短編作品です。

紫陽花。赤い傘。蝸牛。青。蛙。水たまり。雨がっぱ。虹。梅雨。失恋。てるてる坊主。新しい長靴。