「母と子と」を含む小説

二歳の息子を育てる“私”は、棚から賞味期限間近の即席麺を発見する。思い出すのは、まだ息子が赤ちゃんだった時のこと。 「幸せしみるショートストーリーコンテスト」用の作品です。

　いじめを苦に自殺に及んだ15歳の少年。 　生と死の狭間の世界では「頭突きファイト」と称される壮絶な格闘大会が行われていた。 　彼らは何故闘い続けるのか。 　その想いは？　願いは…

子どもの頃からずっと、スミレは故郷を出たいと思っていた。 それは、ひとりで育ててくれた母親を置き去りにすることだ。

拙作「白き鎧　黒き鎧」と「秋暮れて」をお読みのかた向け。ＢＬシリーズですのでご注意を。 大学生になった佐竹と内藤。佐竹のマンションでともに暮らしている二人だったが、休日を前に佐竹…

ゲームコーナーへと走っていったミキ。 だけど、どこを探せどもミキは見つからない。 ミキはどこへ行ったのだろう……？

現実に、人間としての基本的な正義・倫理・情愛・矜持・襟度を持たないモンスターはいる。 そんな子を持った母が、懊悩の末に自分の子供に手をかける。 子殺し。 それを肯定した作品です。

見守る事しかできない事が歯がゆいけれど、あなたの強さを信じて送り出そう。（※重複投稿しています）

母と子、父と子

映画化を構想中のシナリオとプロットです。 まだ書きかけですが、今後ゆっくりと育てて行きたいと思います。 この映画のオリジナルサウンドトラックを先行公開中です。 https://…

意外にシリアスです。

ときを止めたい少年は、時計を冷凍庫に入れた。 母は「時間は凍らないのよ」と言った。 それまでにもいろいろ試したけれど、時間を止めることは叶わなかった。

正和3年(1314)晩春の頃。遠江国池田宿に立寄った“人狗”紀政綱（きの-まさつな）は、旧知の歩き巫女・麻乃に再会する。宿に住む武士から女の幽霊に関して相談を受けた政綱は、麻乃を…

人は常に、主観的に物事を感じる。 うれしい、悲しい、楽しい、寂しい、つらい・・・ 他人の感情を把握することは困難で、親子でも親友でもわからないこともある。 これはとある母と…

　あなたにとって母親はどんな存在ですか？ 　ママ、お母さん、母さん、母ちゃん、おふくろ、呼び名はさまざまあれど、子供にとって母親は唯一無二の存在。それぞれの母と子にはそれぞれの物…

秋の味覚といえば、おいもです。 これは、おいもにまつわる、ほんの小さなお話です。

その森には古くから言い伝えがあった。 一匹の狼が神と崇められ、平和の象徴として母から子へと語り継がれた昔話。 国と国との激しい戦時中でさえ、焼き払われず、無傷で残された森。 …

父の死から7年。母と子はどん底から何とか立ち直り、平和な生活を送っている。 ひとり息子の由之(よしの)は高校1年生になった。 ずっと母と子だけでの関係が続くと思っていた由之。2…

ただの「幽霊屋敷」のはずだったのに。 ６人の誰も、信じちゃいなかったのに。 彼らはその場所で、重い罪を背負う。 死んでいく。 それが、「始まり」の「始まり」となることも知らずに。

夜の電車のロングシートに座る母と子。そのまわりにはいろんな乗客が乗っている。スマートフォンに夢中な女子高生、雑誌に夢中な男子高生、これから夜のデートに向かうＯＬ、イヤホンを聴きな…

無事大学受験も合格し、上京を控えた田舎の少女と、その病んだ母親。彼女たちが互いについた大きな嘘は、ねじれにねじれて互いの身に喰らいついていた。 この話は菖蒲あやめさん主催の病み…