「昭和」を含む小説

大手ゼネコンで昭和62年から28年間建築現場監督として勤務し、その後内勤となり8年以上が経っています。 ゼネコンマンはある意味一般の人より視野が広いと感じているので、いろいろなこ…

戦後の昭和30年代前半。 上総のとある里山で、倉橋あかりは狐の少年 九摩留とともに田の神山の神である加加姫のお世話をしながら穏やかな日々を過ごしていた。 茅葺屋根の素朴な屋敷での…

転生した元プロ野球選手ピッチャーユキナガ。キャッチャー型AIヒューマノイドのハツ。 これは野球の滅びた未来世界に生まれてしまった最強バッテリーの物語でもある。 ふたりは野球の…

昭和初期、神保町で働く青年・西宮龍之介は不思議な古書店に出会う。 その店の名は「怪奇庫」。店主は誰に対してもぞんざいな口を利く不思議な青年である。 その店で古書を買ったことから、…

「テスト氏」の翻訳文からは小林秀雄の張りつめた緊張感、悲壮感、激しい熱情が感じられる。 小林秀雄自身の翻訳序文の文章にも何とも名状し難き激しい、祈りにも似た想いが込められている。…

　国力で遙かに勝るアメリカを相手にするべく日本は様々な手を打ってきた。各地で善戦してきたが、国力の差の前には敗退を重ねる。 　そして決戦と挑んだマリアナ沖海戦に敗北。日本は終わり…

以前、ゴールデン・エレファント賞というコンクールで最終選考まで残ったものを全体的に推敲、大幅に加筆した作品です。 昭和の高度成長期から令和に至る長い年月、或る事件に巻き込まれて…

第１章を無料公開中 年明けより、第２章を連日公開予定 あらすじ 都内の高校に通う小峯結風香は、先日亡くなった祖母の遺品である一冊の古いノートを、母から渡された。それは、…

「田舎町で生まれた一人の少女が、音楽を通じて人生の意味を見つける感動の物語。夢と現実、才能と努力の狭間で揺れる彼女の選択に、きっとあなたも涙する。」 昭和40年代後半、九州の小…

咲山香のチューターに選ばれたのはまさかの昭和を象徴するようなおじさんだった。 意味不明の言葉を発するおじさんに咲山香は時折反発しつつ成長していく。

『歌うよ！端頭さん』は、49歳の不器用なおじさん・端頭藤助の穏やかな日常を描いたスローライフ小説。週に一度、カラオケで昭和の歌を熱唱し、その帰りに銭湯で疲れを癒し、コーヒー牛乳を…

「ケンジ〜流しとしての果てなき旅路」は、1970年代の日本を舞台に、楽器店の一人息子として生まれたケンジが、ギターと歌謡曲に惹かれ、流しの音楽家として旅に出る物語です。酒場、老人…

子々孫々まで祟ろうとした相手が子孫を残しそうにない弱々だった怨霊！　困ったのでそいつに子孫を残させようと料理を作ったり掃除洗濯したりして奮闘！　子々孫々まで祟られてる男は、世話し…

いつもの朝、いつもの部屋。のはずが、何かが違う。 違うのは令和ではなく昭和だった。 朝起きた綾はいつもと違う今日に起きて昭和を体感することになる。

敗戦後の東京、謎の米兵と女性に出会った瞬間、男の運命が変わる。戦火を生き延びた男は、謎の組織『神聖同盟』に招かれ怪異と戦うことに。彼が見た“眼”の正体とは？ 次から次へと現れる怪…

転びっぱなしの人生だけど、最終ターンを回った今、雑多に積み重ねられたあれこれを、ひとつひとつ棚卸し。 子供だった昭和の話や、自身の創作にまつわる事柄、日常のすったもんだを書き連ね…

昭和時代前半の因習村、榛摺村。 そこには『御絵』という奇妙な絵を崇める不思議な風習があった――。　 そしてある日、その榛摺村で、代々庄屋をしている名士の家系である『京嶌家』の老…

人間模様と神明社のある町の風景美、そしてなによりも文芸的なテイストに重きを置いた短編作品群です。オムニバス形式で紡がれる神明社や古社の見える風景と物語。地域を題材にした賞コンテス…

冬の昭和基地には、維持のための隊員と研究者しかいない。変わり映えのない毎日の中の、変わらない朝。今日も、竜の爪先で一日が始まる。

『甲賀忍法帖』『警視庁草紙』などで人気を博した小説家・山田風太郎が、まだ何者でもない医学生・山田誠也だったころに書いた1945年の記録『戦中派不戦日記』を読みます。