本作品は、ところどころに散りばめられてるオマージュや、話に聞いたことのある昭和要素を感じられて刺さる人には刺さると思います!内容も面白く、ロボット作品を読んでみたいと思ってる方、まずはこの作品から始めませんか!?
ゴールデンエレファント賞・最終選考作との事ですが、なぜ大賞に選ばれなかったのだろう???この作品を読めば……老若男女とも語り部たる“真希くん”に導かれ、血沸き肉躍る少年となれるのです!!こんなチャンス!見逃す手はございませんよ!!
本作の作者様の作品は、他所でいくつか拝読させていただいています。そのどれもが人間描写・背景描写にすぐれ、自分の印象としては『ヒューマンドラマの匠』と言ったところ。しかし、本作はさらにその上を行っていた。心の動きに加えてその緻密な筆からくり出されるミリタリー描写は、機械の小さなパーツのひとつひとつまで想像でき、そして鮮明に可動しはじめる。「ここまで書けるのか!」と嫉妬するレベルの本作。是非ご一読ください!
キャッチコピーに「20世紀の恋をB級SF風味で!」とあるので ドロドロ恋愛 > 巨大ロボット > 昭和レトロでしょうか?ww いろいろなSF作品のオマージュが散りばめられているので、それに気付いた人だけ「ほくそ笑む」ことになります。趣味が違う人と読み合わせると「新しい気付き」を得るか「趣味の論争」を引き起こすか。ww SFや昭和の要素で、マニア心はかなりくすぐられます。その人の趣味によって「面白いと感じるポイント」が分れそうですが、逆に「何か惹かれる要素」が必ず見つかる作品だと思います。
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