星羽昴

　タイトルと最初の数話で、物語の結末は予想できるんですよ。その「予想」を超えるような意外な展開がある物語ではありません。しかし、ラストに向かって一つ一つパーツが組み合わさっていく過…続きを読む

　独特の世界観の作品です。ホラー小説とも幻想小説とも違う雰囲気で「もしかしたら、すぐ隣でこんな事も起こっているかも知れない」と錯覚してしまう。 　おそらく、同じ題材で物語を創っても…続きを読む

　正義とは、慈悲ではありません。慈悲は、正義とは限りません。 　女戦士と僧侶の冒険者チームでしょうか。情け容赦のない女戦士が「慈悲深い」人で、善良な僧侶が「無慈悲」な人。 　ちょっ…続きを読む

　一応『治療師』シリーズと呼んで良いのかな。その作品群での結晶のような作品ですね。 　ざまぁモノの形式を踏襲しつつ、作者さまの一貫したテーマが物語の骨組みです。ざまぁ展開するには「…続きを読む

　CHAPTER 02から、タグにある「スペースオペラ」が始まります。 　舞台や設定はＳＦの定番的なものですが、余計な仕掛けは省いてその分本格的な「スペースオペラ」に全振りした感じ…続きを読む

　世界観が非常に良く作り込まれています。そのために物語の最初は、説明的な内容に少し退屈に感じるかも知れませんね。 　でも、ある事件から一気に流れが進みます。改めて、そこで世界とそこ…続きを読む

　読み進めるうちに、少しずつ少しずつ恐怖が蓄積されていく。
　何がこんなに怖いんだろう？……と言う理由に気がついたら、本当に寂しく悲しい気持ちになります。

　概要にあるような「ミミックが手八丁口八丁でサバイバル」するのかと思ったら、見事に裏切られます。本物の正当派ファンタジー物語です。「剣と魔法の世界」だけがファンタジーじゃあない、「…続きを読む

　３－６までの感想です。 　島々の連なる海の情景が描写されて、島で生活する人々の様子が示される。それから人間関係が暗示されて、転機になる出来事が起こる。 　その展開はゆっくりと流…続きを読む

　理屈を捏ねるんだったら、他責思考論者の独善的な正義感……とか言えるんだろうけど、そんなのどうでも良い。ｗ 　パロディとかアンチテーゼとか反面教師とか……全部無視して、ひたすら笑え…続きを読む

　テセウスの船のパラドックス。 　ええと『マジンガーＺ』なら、兜甲児は「おじいちゃんの作ったマジンガーＺ」で戦います。戦いでボロボロになって修理や改造された最終回の後のマジンガーＺ…続きを読む

　アニメ『ガン×ソード』の主人公は、恋人を殺した復讐だけのために生きてて、最後の最後で「恋人を生き返らせれる」って言われた時。 「てめェはオレから、復讐さえ奪い取るつもりか！」 …続きを読む

　いい意味で設定にこだわりがあって、本格的なＳＦ好きな人にも読み応えがあると思います。アンドロイドが北欧神話の神々の名前であるのも、物語の展開を暗示させて予想と期待を抱かせつつ、ハ…続きを読む

　メソポタミア神話。ちょっと馴染みのないお話で、女神イシュタルも「名前は知っていてもどんな神様か知らない」んじゃないでしょうか？ 　女神イシュタルは「豊穣」「愛」「戦」の神格の持っ…続きを読む

　日常のすぐ隣に、非日常な世界が当たり前のように存在してる。幻想とも妄想ともつかない風景・・・でも、精神が「何か」に侵食される感覚を覚えます。 　恋愛、嫉妬、恐怖、狂気・・・主人…続きを読む