一応『治療師』シリーズと呼んで良いのかな。その作品群での結晶のような作品ですね。 ざまぁモノの形式を踏襲しつつ、作者さまの一貫したテーマが物語の骨組みです。ざまぁ展開するには「力」が必要だけれど、その力を振るうための「責任」と「リスク」のことを投げっぱなしにしない。 安易なハッピーエンドに「あれ?」って感じたことのある方は、ぜひ呼んでみて欲しい物語です。