概要
🌸 「カクヨムときめく小説大賞」週間最高2位。
🌸 中華・和風ロマンス部門は、週間1位・30日間中28日。
(😳みなさん、ありがとうございます!)
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「裾を踏まないでくださいね」
「お前こそ、俺の名で首席を取るな。目立つ」
官吏を夢見る妹・子衿《シキン》は、兄の名で男装して学堂へ。兄・子墨《シボク》は妹を選妃から逃がすため、簪を挿して太子妃候補の列へ。
そんな双子が密かに発行する小冊子『飛燕報《ヒエンホウ》』は、玉京で飛ぶように売れていた。
表には、兄の集めた宮廷の噂。
裏には、妹が拾った民の訴え。
人々は表の噂を奪い合い、裏表紙だけを外して胡麻菓子を包んだ。内側が白く、包み紙にちょうどよかったからだ。
ただ一人
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!中華風とりかえばや物語 with 中華風ゴシップ誌
双子の兄妹、子墨と子衿。
今、巷を騒がせている中華風ゴシップ誌『飛燕報』。
それを密かに作っているのが、この2人であった。
そんな妹の子衿は、官吏を目指して、兄に成りすまして学堂へ通い、逆に兄の子墨は、妹を太子・言清の妃候補から外す為、女装して宮廷へ入り込んだ。
ところが、この入れ替わりが、事態を思わぬ方向へ向かわせてしまう…
作者が最も得意とする中華風世界を舞台に、恋愛あり、ミステリーあり、アクションあり、涙ありの人間模様が、本当に思い切り描かれています。
個人的には、『飛燕報』のちょっと毒が利いた書き口が、とてもお気に入りです!
第2章の構想もあるとのことなので、そちらも楽しみですね…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ただのふたりじゃない。たくさんの思いと面白さがつまっている。
まず、双子が入れ替わってるというのに興味惹かれる。
次に、入れ替わった状態で起こる出来事、それに関わる人々、 それぞれの思い、絡まる謎が面白い。
そして、紡がれる言葉たち。すべてを語っているわけじゃない、詩的なところも多い。でも、すっと入ってくる。よく、考えさせられる。
やはり、中華×ミステリーは切り離せないものなのか。
もう1周読みたい。テスト終わったあとのご褒美にする。
伏線を見つけたい。これだ!って納得したい。
本当に読み応えのある作品です。皆さん、1度読んで見てください。
素敵な作品をありがとうございました!
【レビューコンテスト応募】
させてください(ㅅ´ ˘…続きを読む - ★★★ Excellent!!!令和に刺さる、中華ロマンス風とりかへばや物語
兄が妹の代わりに太子妃候補試験に臨み、妹は男装して兄の通う高級官僚養成学校に通う、王道の「とりかへばや(取り替えたい!)」異性双子物語です。
兄がお妃候補、妹が男装書生になっている事情はもちろん「とりかへばや物語」とは全然違いますし、むしろそこが令和の現代を生きる我々に刺さるのだと思います。
また、本作品に必要なものでありながら、物語を一層楽しいものにしている要素に木版刷りの落書(らくしょ)、江戸時代でいう瓦版があります。Xやnoteに例えることができるでしょう。
双子は覆面インフルエンサーであり、彼らの風刺や真摯な政治批判に庶民は拍手喝采を送り、もう一人、王朝の太子様も心を揺り動かさ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人が人たる由縁とは何か
最終話まで読み終わったので感想を書かせていただきます。ネタバレはありません。
まず、私は基本的に中華小説を読みません。ですがこの作品ーーというより、栗パン先生の中華作品は、すいすいと読めます。
特にこの作品は、電子書籍&中華作品が苦手な私でも、頭が痛くなることなく一気に読むことができました。
なんといっても、作品に流れるテーマの奥深さに、惹き込まれます。個人を縛るものは何か、どうしてそれに縛られたままではいけないのか? そういった、縛りだらけの世の中への訴えが色濃く表現されているように感じました。
特に、最終話での伏線回収と後書きでの解説は、心を動かされます。単に読者をびっくりさせよう…続きを読む