タイトルと最初の数話で、物語の結末は予想できるんですよ。その「予想」を超えるような意外な展開がある物語ではありません。しかし、ラストに向かって一つ一つパーツが組み合わさっていく過程で、結末に向かう「期待」を積み上げてくれます。そして、その「期待」を裏切りません。
　最終話の「清々しさ」は格別でした。それを味わうために全４５話を読む価値があると思います。

　1960年代から70年代のハンナ・バーバラの影響が強かった時代のマンガはこんな感じだったよね。
　そうですか、今はハンナ・バーベラのほうが一般的ですか。
　ちょっと前まではハンナ・バーバラだったんだけどな。
　まぁいいや。

　そういうことです。
　かなりの教養を要求されるけど面白いよ。