「家族向け 短編」を含む小説

今より少し技術が進んでいる、とある世界のとある日常の一コマ。 ※現実世界に存在する、ありとあらゆるものと無関係です ２０２１年、某短編小説賞落選作品。

　昔々あるところに、男女の活動時間が逆転している国がありました。 　この国の愛、家族のかたちとは？ ※性描写は一切ありませんが、同性愛についても扱っているので苦手な方はご注意…

短いストーリーをまとめました。

歳を取って息子から施設に入るように勧められる父親の心境と親父であるということが年代を追うごとに変わってくること、そして、年代を追っても変わらないモノを描いた短編ものです。

一人の男の人生の話です。「誰も悪くない」ってすごく残酷だと思います。

この町で長いこと流れている噂、正義のおじさん。 困っている人がいると助けてくれると言われている、謎のおじさんだ。 ある日、親と自分の差に悩む主人公ラーグの前にも、このおじさん…

私(藍沢 幸)は幼い頃、児童養護施設の前に捨てられた。物心ついた時から母親に精神的な虐待を与えられ続け感情というものが出せなくなっていた。周りにも上手く馴染めず、ずっと一人で孤独…

女子高校生の主人公・理沙は小説家の叔父と一つ屋根の下で暮らしている。 気難しい性格の叔父との生活はなかなか気苦労が多いけれども、理沙は生き生きとした自分らしい人生を歩むことが出来…

これは、突然異世界へ連れてこられてしまったおじいさんの、愛の物語。

太平洋戦争末期。南洋の島に派兵された青年たちは、『万葉集』の家持の歌に鼓舞され、絶望的ないくさを戦っていた。『万葉集』なんて、大嫌いだ！　吐き捨てる俺に、戦友の桐原は、それは違う…

新しい家族ができてもふとした瞬間に実の母の面影を追ってしまう主人公蓮。美しく完成された家庭が破壊されていく様を鮮烈に描く。

「宏太朗、父ちゃんが良いもの見せてやる」 サラリーマン兼アマチュア画家として活動する三十代後半の宏太朗。 彼が小学四年生の頃、父と二人でカナダのイエローナイフを訪れた。 その時の…

猫のハル、妹のナツとアキ、兄のフユ、という家族の、とりとめのない物語。

短編小説 言葉の重みや大切さ。 当たり前がと思っていたことが、急に失われてしまう。そんなお話です。

4月最初の日曜日。その日は桜が満開で、すでに花吹雪となっていた。花曇りだが気温は5月上旬の陽気。お花見ができる最後の休日だった。夫と私は3歳になった娘のかおりを連れて龍神池に桜を…

夫婦の絆って、なんだろね

そう言うと父は立ち上がって部屋を出て行った。

癌で入院している父が、私たち家族に言った。 「生きている間に一度くらい、月に行ってみたかったんだ」 呆れている母に、冷静な兄。 そして私は、ふわふわと月面歩行をする父の姿を想…

0歳にしてお母さんに拒絶された僕は、4年生へと進級したと同時に育て親の事情でお母さんとまた暮らすことになる。 　しかし、お母さんには新しい家族がいて、そこには1歳しか変わらない妹…

最後は誰が語ったのか。ただ、伝えたいことはひとつ。