泣けない私に流れた一筋の光

私(藍沢 幸)は幼い頃、児童養護施設の前に捨てられた。物心ついた時から母親に精神的な虐待を与えられ続け感情というものが出せなくなっていた。周りにも上手く馴染めず、ずっと一人で孤独にこの長い人生を生きていく。
そう思っていた矢先、ある事件が起きた。
その事件で死亡したのが数年前に自分を捨てた母親だったのだ。
何故母は死んだのか。
この事件をきっかけに私の人生の歯車が動き出した。
母は何故私を虐待し、何故施設に捨てたのか。
その理由が明らかとなった先に私に待っている未来とは……。
物語の最後にその謎が全て解き明かされる。