「刻」を含む小説

　主人公シドは魔法を使えない無刻子だ。 　幼い頃に見た背中を目指していたが、その事実が冒険者になる夢を閉ざした。もう一つの夢であった魔物解体師になるために師匠の下で学び、シドはよ…

影と少年が過ごす時間は少年にとってかけがえのないものとなる。それでも、それが周りから理解されることはないだろう。 影というのは人知れず生きる存在だから……。

年齢不詳に、性別も不詳……だったのだけれど、この間、ついに性別はバレちゃいました。 そこで味を占めたのか？　もっともっと掘り下げることとなる３０質。その渦中に於いて、謎のヴェール…

　イベラ戦争。それは、歴史の中で大きな出来事。レクーヴァとネフレア、二つの国による戦争が長い過去の歴史に刻まれた後に、彼女は語った。戦争の中にあった、自分の青春を。 　この作品…

※性描写を含む4-7, 7-5, 8-4, 9-4, 9-7, 10-4は非公開にしています。 【あらすじ（結末まで）】 　五感のうち一つ以上の感覚が異常発達した能力者『センチネ…

佐倉川利玖の前に現れた十六個の歯。不思議な材質で出来た歯の近くには『そだててください』という書置きも残されていた。熊野史岐と佐倉川匠も合流して歯の正体を探るが、その最中、歯の一つ…

新しい、春が来てからの大学一人暮らし。 意気揚々と借りた部屋に住む事になった浅木八幡（アサギ　ヤハタ）を襲う、幾つもの曰く憑き――と呼ばれるモノ。 だが八幡はくじけない。部屋に巣…

無三四は、五輪書の最後の章句を書き終えて筆を置くと、そのまま死の床についた。 泉谷兵衛之亮一門と戦ったあとに捨丸と交わしたことばを、無三四は夢うつつの中で思い出した。 「不様な試…

「芥川大輔」は、時を操り過去を変えることができる特異な力「刻竜」を持つ青年。平凡な日常を過ごしていた彼の前に、ある日突然、空がゆがみ特定の人物が「刻ノ時」と呼ばれる謎の世界に閉じ…

ここは異世界の東に位置する国。。そこの簡素な喜劇。聞いていってくれるのが嬉しいと言いつつ書きたいから書くだけの自己満足。

砲弾が瓦礫に変えた街で、敵兵が蹂躙した街で、兵士は瞬刻の夢を見る。 戦争をテーマにした1000文字小説(超短編)

ある国の姫、フランカと一人の騎士、レイガが再会を果たした時、世界はだんだんと凍っていくという現象に包まれた。 刻一刻と国を、世界を、人間を凍らせていく凍土の世界の中で、フランカと…

家族に愛されなかった少女､凛｡ 母親の元から逃げ出し､ロボット工学者である祖父に匿ってもらうことに｡ 平和な日々を過ごしていたが､世界壊滅の時は､刻一刻と迫っていた｡

──ある日、世界はゲームと化した。 コワモテの黒服たちが出入りする、ちょっぴりヤバめなお屋敷『及川邸』。 とある事情からそこに居候していた少年『吉田寿限ム（１５）』は、突如とし…

時間が止まった世界。ちっぽけな願い。 教室で目覚めると世界の時間が止まっていた。動いている人間は次代の神を決める試練に参加する者だけ。試練の参加資格は「世界を変えたいほどの願い」…

時の刻(ときのこく) 二千二十年。 殺意を常に持ち、人を殺せず、また殺されず、不死の呪縛を持つ主人公の平夜結(ひょうやゆい)。 仕事仲間である明月今日間(みょうづききょうま)と共…

趣味で創作活動をしている酔狂な男、海海刻鈴音はあれやこれやと設定を練っては自分の子供と称して多くのキャラクターを作り出してきた。 しかし、そのほとんどは小説として書かれることなく…

幻想力蓬勃的时刻

戦争の抑止力となっていた〈薬の国〉の英雄が死んだ。かつて罪を犯した老兵ゲルグは、英雄を生き返らせる為、自らの命と引き換えに死んだ生物を生き返らせる能力をもつ種族、授命族《ヴィルデ…

死後研究家として活動していた父親が亡くなった天乃 冥(あまの めい)。 奇想天外、自由人な父親が亡くなったのは突然のことであった。 父親と二人暮らしであった冥は四十九日の際、父…