魔物解体師は龍の雫で覚醒する〜魔法の使えない魔物解体師でしたが、龍を解体したら最強魔法が使えるようになりました。ダンジョンの魔物を全て解体する夢を叶えたいと思いますっ！〜

　主人公シドは魔法を使えない無刻子だ。
　幼い頃に見た背中を目指していたが、その事実が冒険者になる夢を閉ざした。もう一つの夢であった魔物解体師になるために師匠の下で学び、シドはようやく見習いからE級魔物解体師となることが出来た。
　そんなシドに、ある冒険者パーティーから魔物解体師としての依頼が舞い込む。それはダンジョン内で新種の魔物の死骸を見つけたというものだった。よくある依頼であり、大体勘違いという行かなくても答えがわかるものだった。
　諦めの悪いそのパーティリーダーに連れていかれたシドはダンジョンに連れていかれることになる。
　そして、シドはそこで見つけてしまう。––『幼龍の死骸』を。
　あの人は言った。
　『龍を解け。まずはそこからだ』

　これは一度諦めていた夢をもう一度目指す物語。

　冒険成長もの。無双はほどほど。