「ターン」を含む小説

　勇者と魔王軍の戦いが続いていた。 　勇者の一人、コードネーム・茜色は、ある任務を言い渡される。 　 　魔王城に潜入し、魔王の暗殺をせよ―― 　各地へ飛んだ隊長格の魔族を一人ず…

中学二年生になった暁斗は、いつものように日常を過ごしていた。片思い中の律花がいて、一緒にバカが出来る永春がいる。 だが、律花とともに訪れた「ルドベキア魔法雑貨店」を訪れることで、…

主人公 皇アオ（スメラギアオ）は、桜蘭中学の1年生。背が低くてやせぽっち。 苛められてはいなかったけど、人のやらないようなマイナーなゲームをやってるオタクなだった。 そんなアオが…

2303年、デメテル社が開発した「完全栄養サプリメント」により人類の食料問題は解決した。それに加え仮想現実でのバーチャルな食体験が充実する事によって食が完全に”娯楽”となった世界…

キャッチコピー通り、自分で自分の小説を本編とは違う方向性でパロって行く。 世界観壊されたくない人はここでUターンお願い申し上げます。 作品によっては残酷・暴力・性描写あり。その…

布団の魔力、とは随分と使い古された表現ではあるけども、言い得て妙だと思う。 やることはあるけれど急用ではない。 そんな日はどうしても布団の誘惑に負けてしまう。 どうして人類は…

ある日、ある橋の上で、落ち込んでいる一人の若者を見つけた。 曰く、「金を持っているか」と。 若者に導かれるまま未知の世界――パチンコ屋へと足を踏み入れたけれど、己を待っていた…

電波を拝借して『ラジオ体操』なるテレビ番組を見た。 骨を芯に据えた棒きれのような身体はとても動きづらそうだが、天性を活用する道筋を見出す能力は、やはりどの生物にも備え付けられた…

遠藤晴彦（えんどうはるひこ）25歳。 ごくごく普通のブラック企業勤めの社会人。 会社を辞めると決心した日。 酒を飲み過ぎ気がつくと何故か見覚えの無い森の中で目を覚ます。 そ…

本屋を営む最中、あることに気づいた。 コーヒー豆の減りがやけに早い。 重い腰に鞭打って、やっとのことで買い出しに出掛ける。 本だったら、もっと身体が軽いのに。 道端で人間に…

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

人類文化学を専攻する友人から「『人類らしさ』はこの本屋を訪ねれば分かる」と過分な評価を貰った。 『人類らしさ』って何だろう。 ――これは、とある廃屋で本屋を営む「蠅ｨ鬟溘＞陌…

テーマ:本屋 KAC2023参加作品です

　“食糧枯渇”の危機を迎えた時代。 　各国政府は消費を分散すべく、VRMMO制度による仮想世界への移住を推進。 　HARUTO(ハルト)と名乗るその男も、現実を捨てて仮想世界のゲ…

シンシアは静かに怒っていた。目の前の男が、『自分と婚約した暁には浮気を了承し、婚姻後、伯爵家の仕事は全て君に任せたい』などとふざけたことを言ってきたからだ。たしかに私は『聞き上手…

「トロピカル因習アイランドを作ろうぜ」 　突如ジジイが言い出した。ここは南海の寂れた孤島、因果島。 　そして言いだしたのは私の祖父にして大地主。私は都会に負けてUターンしてきた無…

13歳、中学生、思春期の始まり。 就活失敗、仕方なく働く、想定外の社会人デビュー。 ――青春とは有限か。 少年少女限定のもの？ 年齢制限はある？ どこから始まって…