「そして手品」を含む小説

小説形式で書いた台本にダメ出しが入り、公演二週間前に会話形式に書き直した。 そして必然的に一人二役に。 お客さんに主人公の声が可愛かったと言ってもらえたけれど、魔女との対比の為に…

フジ支配人が経営する手品店『イッツショータイム』でアルバイトをしているジャン・ピエール・ヤキニクスキーことシキシマアンズ十六歳は、支配人に片思いをしている。 ろくに手品もできない…

初投稿作品。 軽いお話です。登場人物は酷い目に合わないです。安心して下さい。 ネタが被ってないことを祈ります。

最近動画サイトなどで人気の手品のレクチャーという名の種明かし……だがそれはかつてサーストンの3原則というもので提唱された禁忌の一つであり……

ある日の放課後、図書準備室に集まる四人。 紙コップを使ったコイン当てゲームに興じるが、そこにはある隠れた目的があった。 登場人物： 鈴井《すずい》雪那《ゆきな》 2年生 完全な…

KAC2021 1回目お題「おうち時間」 おうち時間で手品を覚えた妹ちゃんは 一人暮らしをしているお兄ちゃんに リモートで手品を披露しようと がんばりますが……

全てを台無しにするエンディング

わたしは手品師であることに優越感を感じ、同時に劣等感も感じている。マジシャンは特別な仕事。わたしにしかできない仕事。そう思い込んでいる。と、同時にこの職業は河原乞食のように水物で…

ほとんど無職状態ですが、マジシャンALICEと申します。わたしは男ですが、男という状態が嫌で去勢しました。 これは、とある現場でのわたしの実録エッセイです。

無名の若手探偵、雨池 絵夢とその助手、嶺垣 紗耶香は偶然にも最近人気急上昇中の女性ヴォーカルグループ『レイニー』のシークレットライヴへの入場券を手に入れる。 しかし、暇潰しに…

　”僕”は家の裏庭にある祠に、たまに供え物をしていた。 　ある日、”僕”は気が付いた。 　この祠に供えた物は、目を離すといつの間にか消え失せている。 　お菓子も、果物も、ジュース…

へんてこな勇者一行が世界支配を目論む宗教集団ナウマン教を倒しに行く物語です。 ・臆病で人見知りでブサイクで小心者の勇者 ・回復魔法を使えない下品で筋肉バカな汚れの僧侶 ・魔法を…

幼馴染の梨里はマジシャンになるべく手品師集団「カジー一門」に入門するのだが、そこで先輩手品師に不穏な魔の手が。八千字程度、四話。

私は手品師。 最も得意な手品は「金貨百倍マジック」 超一流のマジシャンでさえ、その種は見破れない。

風に踊り、舞い狂い、陽を散らしながら落ちてくるのは、薔薇の花びらだ。落下を続ける芳しい幕を、黒爪の指先が割ってくる。指に挟まれている緑が、鼻先に差し出された。畳んだ紙片を花瓶のよ…

淡々とマジックの種明かしをしていきます。

お母さんの病気を治すために、魔女の修行をする少女の話

僕の鍛え抜かれた体で放つフルスイングはありとあらゆる者を粉砕する。 核兵器により、魔界の扉が開かれ、“日本が魔界”で“魔界が日本”の状態になったよくわからない世界…… 人々は…

　街にはこの日のために集まった人々が溢れかえっていた。露店が並び、道端であれどこであれ、楽器が掻き鳴らされ、人々が踊っている。鮮烈な色彩の服飾がゆらめき、伸びやかな手足の首で跳ね…

1930年、田舎娘、マヤ・パラディールは汽車の揺れに頭をぶつけ目を覚ました。 しかし、満席だった車両には、燕尾服を着た巨漢の手品師が一人いるのみ。 巨漢の手品師は立ち上がると、マ…