概要
他の何もが無かったとしても。これさえあれば――
都内でOLをしている千恵と優花が夜のバーで出会ったのは
自分のことを『手品師』だという青年だった。
しかし、その自称した肩書きとは反して
トランプも、ボールも、道具は何一つも持っていない
それで手品なんてできるのかと、彼女たちが問うと――
『手品をするには、これさえあれば十分です
たとえ、他に何もなくても――』
青年はそう言って、胸ポケットから紙とペンを取り出したのだった。
『カクヨム3周年記念選手権~Kakuyomu 3rd Anniversary Championship~』
お題:『紙とペンと〇〇』 参加作品
自分のことを『手品師』だという青年だった。
しかし、その自称した肩書きとは反して
トランプも、ボールも、道具は何一つも持っていない
それで手品なんてできるのかと、彼女たちが問うと――
『手品をするには、これさえあれば十分です
たとえ、他に何もなくても――』
青年はそう言って、胸ポケットから紙とペンを取り出したのだった。
『カクヨム3周年記念選手権~Kakuyomu 3rd Anniversary Championship~』
お題:『紙とペンと〇〇』 参加作品
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