「あやかし・妖怪 日常」を含む小説

幼い頃から妖を見る吉野 嘉世(よしの　かよ)という少年が幼い頃に見た黒い影のことを忘れ何気ない日常を過ごす彼の元に再びそれは現れるのだった。

──差し出すその手が空を切るかどうかは、差し出してみないとわからないのだから── とある田舎町に様々な"縁"が常人より僅かに深い少女がいた。特別な力は持たないが、"彼等"に寄…

　元引きこもりのオタクだったという、どう見てもマイナス要素しかない前世の記憶を引き継いで、逆行転生で人生やり直し！　……のはずが、なぜか人間ですらなくなっていた！？ 　雪娘に逆行…

「私」の家には妖怪がいる。 人の足の間をすりっとするだけの無害な妖怪・すねこすりが。 見た目は茶トラの猫みたいだけども……？

妖怪が見えてしまう渡辺千颯《わたなべ ちはや》は、彼らとかかわらないよう避けて生きていた。しかし中学一年の春、同級生シオと知り合って、そんな生活が一変してしまう。妖怪を「あやかし…

　怪異、それは科学では説明できない摩訶不思議な事象や物事。　 　科学が発展していくにつれ、怪異なんてものはないと人類は証明してきた。 ――だが、果たして本当に証明されているのだ…

ある日、楽しく平穏な日常を過ごしていた橘小春はふいに違和感を覚えた。 地鳴りが響き、郷の神社に祀られていた御神石が割れた。 それを機に溢れる瘴気に、湧き上がる妖怪。避難する人々。…

『お狐様』と『人間』が世界のどこかにある隠れ家でのんびりと日々を過ごす話。 時には何処かに出かけてみたり、時には珍客に振り回されたり。 ゆるゆるゆるゆると時間が流れていく、そんな…

ある日、高校生の『私』は、返り血に塗れた真っ赤なワンピースを着ているという『赤い女』の噂を聞く。 自らの顔を見た人間をハサミで切り殺すという『赤い女』。 彼女について聞いた者…

　作者が連載させていただいております、こちらの外伝作となっております 　華の大江戸幻想絵巻～北条煉弥の事件簿～https://kakuyomu.jp/my/works/117…

「それでは謹んで、お預かりいたします」 　さつきの幼馴染・航夜（こうや）の家は代々、所有者や周囲の人間に怪異や災いをもたらす「忌み物」をあずかって供養する「あずかり処（どころ）…

この部屋には「化物」がいる。 いつから「いる」かというと、この部屋に入居したときからもう既に「いた」。部屋に入ると隅の方で膝を抱え佇んでいたのだ。 だが「やつ」は何もせず、ただ座…

15歳になったボク、森下才蔵には、好きな娘がいる。 憧れ、とも言ってもいい。 完全に美少女だし、何て言っても凄い、そうクールだ。 残念ながら、中二の頃に、 幼馴染の属性も、地形効…

大阪の片田舎にある古びた小学校にて、二宮金次郎像はいつもと変わらない日常を過ごしていた。 「令和」という時代が訪れるまでは… 不意に解き放たれた疑問の数々 …僕は二宮金次郎像、…

悪名高き妖怪である酒吞童子、大嶽丸、玉藻の前が集う――

芥山虎之介は物書きとして信念を持っており、その信念の強さが災いして最近は鳴かず飛ばずの毎日を送っていた。そんな芥山はネタ探しを兼ねて、とある古物商に訪れる。そこはには不思議な店主…

俺の大好きな彼女に異変が起きた。どうもそれはモノノ怪のせいらしい。ちなみに言っておくけれど、この彼女ってのはガールフレンドって意味ではなくて、三人称の意味合いでの彼女だぜ。欲を言…

突如仕事をクビになり、路頭にさまようことになった遠野大角。30過ぎての求職活動は辛く、困り果てていた。そんな時、商店街の自治活動補佐の仕事を見つける。ようやく仕事にありつけた大角…

元老院併設、人外の子らのための学園。 学級委員である僕のクラスに、人間の幽霊の女子が一人やって来た。 この学年での授業は人間のことを知ることが主な内容。 昔話やらなんやらに登場す…

　普通の甘いものではこの疲れは癒せないっ！ 　そんなことを考えながら、会社帰りの道を歩いていた壱花は、見たこともない駄菓子屋にたどり着く。 　見るからに怪しい感じのその店は…