「群れ」を含む小説

黒片沙希はとある中学校の生徒会長。ある日学校が突然人を食らう変質者達に襲われ200人以上の生徒と一緒に立てこもることになる。沙希は生徒会長として救助が来るまで生徒を守り導くために…

　9.11以降、世界中でテロに対しての正妻が加えられた。しかし、その反動で起こった大量虐殺により混沌の世界が幕を開けた。 　主人公、チャールズは虐殺の限りを尽くす通称、感染者達…

猪熊麻（いのくまあさ）は憂鬱だった。 いつもと変わらない日常、いつもと変わらない黄昏の空、いつもと変わらない蟻の群れ。 そんないつもと変わらぬ学校の帰り道で、突然、灰色の恐怖が街…

　ある日、カニクリームコロッケたちが現れた。 　空を飛び、カニの爪と脚を持つ自動車サイズのカニクリームコロッケたち。 　それは人類を脅かす存在だった。 ※とりあえずＳＦにして…

森の奥の屋敷へ向かう途中で狼の群れに襲われたメイドのクローディアは、狼男に助けられ、彼に恋をする。 同時刻、屋敷では主のフランクが何者かによって殺害されていた。 クローディアは狼…

俺は死んだ―――かのように思えた。 眼を覚ますと、そこには珍しい動物（モンスター）が当たり前のように歩く、どこか見知らぬ幻想的な森。 野獣カップルに水を差したところ、そのモン…

既に絶滅したと思われたニホンオオカミ。 　しかし、誰も知らない山奥にまだ生息していた。 　そんな山奥に、一匹の迷子の子オオカミが、風船のカラフルな束を拾う。 …

十五年前、世界は巨大化した生物・巨獣の群れに蹂躙された。 その元凶であった不死身の巨獣王・Ｇが再び首都圏に上陸。迎え撃つ機動兵器のパイロット・五代まどか。しかし彼女は、蘇ったＧに…

　ある日、東京の隕石が落ちた。 　そんな日に槍野康介（アダ名はランサー）はトラックの群れと戯れて、死んだはずだった。 　しかし、次に目を覚ますと畑にうめられていた。 　最初は夢だ…

女子高生パンツハンター　ＶＳ　空飛ぶパンツの群れ！ ――あの日、姉はパンツに壊された。 最愛の姉を廃人にされた少女・小春は、自らも斧を取り、パンツを狩る者……下着屋（パンター）…

言葉にきちんとコストをかけて、言葉そのものを楽しむ。文芸でしか表現できないような言葉の奔流。語感の群れ。燃焼する圧倒的なイマジネーションの世界。ある意味、小説より面白い。よね。真…

　両親が蒸発し二人だけで暮らしてきた幸太と栄太。 　部活の顧問である大山の計らいで種後島宇宙センターに見学に来るが、タキオン素粒子の発射実験に栄太が巻き込まれてしまう。 　気づく…

とある日の夕暮れ時、気づくとわたしはおぞましい怪物の群れに取り囲まれておりました。 こんな退屈な世界にはほとほと嫌気がさしていたわたしでありますが、このままだと絶命は必至です。 …

１９９１年「短い２０世紀」の最後の年が暮れようとしていた。仮想世界ハビタットで繰り広げられるありふれた日常。ある日の真夜中、静かな湖畔を血に染めた最初の猟奇殺人事件。続いて日本列…

　わたしは叔父を愛してる。 　おそらく叔父を愛してる。 　けれども叔父はそうじゃない。 　母を大事に愛してる。 　けれどもそれも夢の果て。 　子供の夜は霧の中。 　叔父が母を愛す…

兵庫県加古川市。プロ棋士を数多く輩出しているこの街は、表向きはありふれた地方都市であったが、真剣という賭け将棋を行う裏将棋の世界では「修羅が集う街」と恐れられていた。 将棋に両親…

猫の群れに乗せられて、女の子が異世界にやってくる。 見知らぬ探偵達と、帰る方法を探すことになるのだが……。 「戻りたくないと言ったら戻りたくないんです！」 これは、捻くれ少女…

夢のために歌い続けるセイレーンと、群れをぬけて語り歩くケンタウロス。 よりどころを同じにする、ふたりが奏でる不協和音

世間には全く知られることなく解散した一組の漫才師。 その解散からささやかに始まり、静かに終わる、彼らとそのファンの物語。 初出： ・ひとりで笑う夜　豊洲センター〈1〉 （「ゆる…

十二ある暦月には、驚く数の別称があります。たとえば十二月の別称は、有名な師走を除いても五十種以上です。 興味が沸いたので、それぞれの月名から連想される物語を綴ってみました。 どこ…