「短編 幻想」を含む小説

誰も悪意はないけど、こういうことも起こり得るんじゃないかなぁ……というお話です。

偉大なる獅子、三千年に及ぶ治世を施したるヴィヴェルニアン・クファンジャルヌ大帝の御許、花冠をかむった一人の紅顔を装う若き詩人がいた。 竪琴にまつわる、詩人を破滅させた宇宙的恐怖と…

ナイン　nine　きゅう。 ユイ　huit　はち。 ナナ　なな。 アー　Ａ [a:]　ろく。 ゲイ　Ｇ [ge:]　ご。 カトル　quatre　よん。 永遠　trois　さん。 …

一話完結の短編です。 昔、谷山浩子さんのFM番組「ミスティナイト」で採用されたものを改稿しました。

幻想的な雰囲気で統一した短編集です。少し暗めですが、だからこそ描ける夢幻を描いていきたいと思っています。 更新は不定期なので、ご了承ください。

　1994年2月13日。教会の外は零下25度という極寒だった。追悼演奏会に選ばれた曲目はベルリオーズの「死者のための大ミサ曲」。ドレスデン。コヴェントリー。広島。あまりに多い戦争…

大きな猫科の動物がうちにやってきたら、生活はかわるのではないでしょうか。人間社会のルールは、人間以外には通用しませんが、人間の友達はそれを守るのか、守るとしたらそれはなぜなのか。…

幻想と黄金の都市エンブリヲ。 街のどこかに眠るとされる窮極幻想を手にしたものは、あらゆる願いを叶えることができると噂される―― 突如現れた異形の都市で、探偵として生計を立てる二…

片想いのメタファーを幻想世界に写した短編です。

「詩のような短編のような。」 一話完結の短い物語を気ままに執筆します。 一場面を切り取った物語や子供向けの絵本の物語、 抽象的な詩など形に拘らず書いているので 気になるタイトルの…

　別のサイト（千文字小説）からの転載ですみません。完全な新作も、今後書けていけたらなと思っています。 　お暇でしたらどうぞ。

～甘露照らす灯～ 恋破れ傷んだ心を撫でる灯は、熱を帯びない儚い灯り。 それでも私は癒やされた。 春夏秋冬永遠に、蛍が瞬く神秘の湖。私は奇跡を手に入れた。 いつの日か、奇跡が呪い…

アルとメラは手を繋ぎながら次の惑星へと降り立った。 二人が旅する惑星はそれぞれが不思議で特徴的だ。 「植物に飲みこまれた人間」「嘘しかつけない惑星」「幸福を嘆く人間」「子どものた…

ここ一カ月程、恋人である真田結菜が冷たい。僕――染井雪はそんな彼女に不信感と違和感を覚える。そこで僕は不安とその訳を知りたくて、少し強引な手段に出た。 そして真実を知った時、僕…

どこか不可思議で奇妙な短編やショートショート集です。 連載ですが、全話独立しています。 ※一部のエピソードは小説家になろうでも公開しています。

インチキな話ばかり、三流読み捨て新聞をコラージュしたようなの超短編集を目指しました。

葦は思った。世界の至る所にて、葦は思った。 小説家になろう　でも公開しました。

北の民の少女リムセは、シラカンバの森カントコトロへ足を踏み入れる。彼女をいざなうのはシラカンバの化生、月神の御使いである青年。リムセは彼に、胸に秘めていた希いをうちあけるのだが—…

短編集。そこはかとなく暗い。

銀の髪を持つ旅人の少年は、誰かに呼ばれた気がしたーー 誘われるように辿り着いたのは森の中にある一つの泉。 そこで少年は、美しい人形のような少女と出会う。 ※「小説家にな…