レイジー・ブレードの憂鬱 <外部企画にごたん投稿作品>

雪車町地蔵

それはまるでプロローグのような――

今回のお題――【カサブランカ】 【君の笑顔が見れるなら】 【トリガーハッピー】




「はっはー! バカみたいにご機嫌だな!」

 

 愛剣ゼロ・イレイザの幅37ミリメートルある刀身を気休めの盾にしつつ、僕――御剣みつるぎ玲人れいじは核爆発にすら耐える超構造ストラクチャーの影へと飛び込んだ。

 0.5セカンド。

 ほんの一瞬前まで僕がいた場所を、無数の銃弾の嵐が蹂躙していく。地面が弾き跳び、ねじ切られ、大穴が穿たれて、まるでスポンジみたいな有様だ。

 ちらりと刀身を突き出して素早く戻す。

 剣を鏡代わりに見とった光景から、敵は単体。

 で、相手が使っているのは所謂機関銃――ただし一発一発の威力がアンチマテリアルライフル並みという化け物染みた――しかしこの街では珍しくもない何かだ。

 当然一発一発の反動は相当のもので、常人が使えば一発ごとに地平の彼方まで吹っ飛んでいく得物である。

 そんなものを乱射しているのだからご機嫌野郎の乱射魔としか言いようがない。ああ、常人じゃないって意味ね。

 

「おい、なんとかならんのかね、あの乱射魔トリガーハッピーは!」

 

 背後に向かって怒鳴りつけるが、帰ってくるのは含み笑いだけだ。

 

「バーカ! 日光に焼かれて死ね!」

 なんて罵声を投げつけて、ようやく「貴様が死ね、ナマクラ剣士」と罵声が帰ってくる。サイッコーだな、この期に及んで情報戦に特化するつもりか僕の相棒は!

 ジーザスクライスト的な悪態をつきながら、僕は超構造体に刃を叩き付けて飛び出す。

 無数の破滅的縦断の雨霰が降り注ぎ、僕の足元を爆砕していくが気にしない。気にしないったら気にしない。気にしたら死ぬから気にしない!

 ZIGジグZAGザグに――但し常に左回りに――動き回って、目星を搾らせず僕は距離を詰める。

 敵の武器の間合いは大凡47メートル。

 僕の剣は精々80cmの長さしかない。充分大剣の部類だけれど、まあ圧倒的にリーチで負けている訳だ。

 降り注ぐ災厄の驟雨。

 死の弾幕。

 はっはー、最高だね。

 地面が弾け、破片が僕の頬を切る。

 流れてきた血をぺろりと舐めとり、更に走る。

 敵も間合いを詰められまいと、棒立ちで僕を狙い続けるような愚を犯さず、同じように左回転で動き回る。

 まるで永遠に追いつかない輪舞のよう。

 セニョール、エターナル・ロンドはお好きで?

 ……もっとも、どうフザケたって終局はやってくる。やって来てくれないと、流石に体力が持たない。

 もう少し。

 あと一メートル。

 

「玲人、跳べ!」

 

 相方の声がすぐ横で響き、僕は迷わず、ありったけの力を持って前方へと跳躍した。

 

 0.3セカンド。

 

 ヘッドスライディングの要領で飛び込み、そのまま勢いを殺さずゴロゴロと転がる僕。

 回転する視界の中で、敵が舌なめずりするのが解った。

 僕が隠れていた超構造ストラクチャーの前に立ち、敵がゆっくりと、しかし的確に僕へ銃身を向ける。

 ああ思い出した。その銃、最新式のマキシム機関銃ペネトーかよ。僕の三月分の生活費より高いじゃねーか。


 

「チェックメイト」


 

 法外な値段の得物に憤慨する僕に、そいつは嘲りを込めてそう言った。


 

「――君がね」


 

 奔る風切り音。

 血の華が――宙に咲いた。

 

 

 ††

 

 

 エンブリヲ・シティー。

 数十年前に突如この世界に現れた霧の都にして黄金都市。

 この街のどこかに眠る窮極幻想エンブリヲを手にしたものは、あらゆる望みをも叶えることができると言われている。

 そんな幻想、普通なら一笑にふされても不思議ではない。

 しかし、この街の出現と同時に現界を果たした幾つもの幻想種(人狼とか竜とか吸血鬼とかホフゴブリンとかそんなん)、そして超技術がそれを疑わせない。

 午前中やり合ったマフィアが使っていた規格外の破壊力を持つ銃ペネトー。あれも、そんな超技術の産物だし、僕が使った超構造ストラクチャーなんかもこの街特有の(というにはいささか限定的な代物だが)恩恵によるものだ。

 さて、既に夜の帳が落ちたからか、ようやく姿を現した幻想種の相棒、ヴァンパイアの迎日むこう刹理せつりが、レバーの串焼き片手に濃縮〝無〟還元トマトジュースをズビズビ啜り、僕に冷たい言葉を投げかける。

 吸血鬼特有の怜悧な美貌を誇るこいつがそんな言葉を吐くと、同性の僕ですら少々奇妙な気分に陥るわけだが、まあ、慣れているのでなんということはない。

 寧ろ堪えるのは投げかけられた言葉の方だった。

 

「で? 〝それ〟はどうするのだ?」

 

 もっともすぎるその言葉は、室内に虚しく響いた。

 ここは、僕と刹理が構える事務所『B&V総合探偵事務所』の一室――というか、この部屋がオフィス兼応接室兼住居だ。……そうだよ零細企業だよ、悪いね、ドーモ。

 で、その普段なら僕と刹理、いたとしてもサボリ魔の刑事エラセドぐらいしかいない筈の室内に、いまは見慣れない人物がいた。

 あー、いや。

それを人物というのはちょっと違うかもしれない。

 僕らの前にいたのは、真っ白な衣裳を身に着けた美しい少女の――その形をした

 その少女型自動人形――ユリ・アテンダントは、無機質な声で僕らに問う。

 

「それで? 私の処遇、あなたたちのこれから。そのすべて、お決まりになりましたか?」

 

 …………。

 この人形の出自は、少々特殊だ。

 この街に数多ある秘密組織の一つ〝白い家〟。そこである魔導科学者の手で生み出されたこの人形は、しかし別の犯罪組織〝アーセナル〟によって強奪された。

 探偵事務所という名の何でも屋たる僕らが受けた依頼は、そのアーセナルから人形のユリを取り戻すことだった。

 本来なら依頼主である〝白い家〟にユリを引き渡して依頼終了、報酬がっぽり、今夜は酒盛りだ最高! ……という予定だったのだが、僕たちが戦闘を行っている間に〝白い家〟は消滅してしまった。

 消滅。

 それは、この街――エンブリヲ・シティーではよくあることだ。

 霧と黄金の狭間に、何もかもが消え、何もかもが現れる。ここは、そう云う街なのだ。だからこそ、窮極幻想などというものを追い求める者たちがいる。

 報酬はパーだが、この街で商売をする以上仕方がないと諦めることも必要だった。

 だから、最大の問題は――

 

「君を、どうするかってことだよなぁ……」

 

 ユリ・アテンダント。

 白い家が作りだした一輪の華麗なる自動人形。

 人とほとんど変わらぬ外見に、人以上の美しさを誇る。

 名は体を現すというが、その凛とした顔立ちは、刹理とはまた別のベクトルで美しいと言えた。

 そんな美貌の人形は、青い瞳の中の歯車をカチリカチリと回しながら、僕らにこんなことを言うのだ。

 

「願うのなら、あなた方を窮極幻想に導きますよ」――と。

 

 アテンダント。

 導きを与える者。

 どうやら彼女は、それを目的として造られたものらしかった。

 

「導くと言われてもね……どう思うよ、セツリン?」

「その不愉快極まりない呼び名はやめろ」

「なにが不愉快なんだ、セツリン。そこはかとなく雑魚っぽさが滲み出していておまえにお似合いじゃないか、なあ、セツリ――ンンンン!?」

「……ちっ」

 

 舌打ちする吸血鬼。

 僕の額に突き刺さる寸前――というか、皮を突き破ってないだけで、かなーりめり込んでいる竹串。

 殺す気だった……こいつ、いま僕を本気で殺す気だったぞ!?

 

「尖ったものでおまえは殺せない。夜の世界で吾が不死なのと同じ。つまり、これは冗談。そう冗句だ」

「冗句ってのは口で言うものなんだよ! 行動にうつしたら冗句じゃなくって暴力っつーんだよこう言うのは!」

「生きているからよいではないか」

「死ねぇ……ッ! 吸血鬼の不死身性を発揮して億千回死ね……っとっと?」

 

 軽口の応酬を交わす僕らだったが、遅ればせながらユリが吃驚した表情でこちらを見ていることに気が付く。

 おやおや、人形の割に、案外感情はありますようで。

 

「ああ、これね。これは僕の能力。レイジー・ブレードという〝ちから〟だ。僕が剣や刺突武器と認識したものを、任意でナマクラに変えることができる。例えばこんな風に」


 言って、僕はイレイザの切っ先を彼女の右胸に突き立ててみせる。

 もちろん斬れない。

 その服に穴も開かなけりゃ、人形だから感じるかどうか知らんが痛みもない。無論重量まで消せるわけではないので、全力で殴りつければ衝撃は相当なものだろうが。


「ね?」

 

 そう告げる僕に、ユリは「に、人間にも、不思議な方はいるのですね」と、そんな事を言った。わーお、どもるなんて高性能な事。

 

「ちゃ、茶化さないで! コホン……とにかく、私はあなた方を窮極幻想に導くことが出来ます。いえ、寧ろ導くために産みだされました! だから――」

 

 だから――

 その続きを、僕は聞くことができなかった。

 〝〟。

 事務所がいきなり闇に包まれる。

 そして――


「――刹理!」

「死ななかったら来世で会おう」

「結局死んでるじゃあないかあああああああああああああああ!!!」

 

 どっかーん!

 僕らの事務所を、大爆発が襲った。

 

 

††

 

 

 アーセナル残党の襲撃!

 予想していなかったわけではないけれど速すぎる。

 噴煙舞い散る事務所から飛び出しつつ、僕は視線を巡らせる。

 

「右だ。ロリニウム第三大路」

 

 何処からか相棒の声が響く。

 吸血鬼たる彼は、その全身を極微小な血液の霧に変えることができる。日光下ではその能力はあまり役に立たないが、夜の世界でなら無敵の諜報能力と化す。

 あらゆる隙間、あらゆる場所へと拡散した刹理は、僕へと必要な情報を次々に提示してくれる。

 愛車の自動二輪ドゥカティ・ドレッドデッドにまたがると、僕はエンジンをスタートする。

 敵が何処に向かうのかは、すでに刹理が教えてくれていた。

 

 

 ††

 

 

 エンブリヲ・シティーの中心には、摩天楼が聳え立っている。

 バベルの塔の再来とも呼べるその建造物は、超構造ストラクチャーで構成され、如何なるものでも破壊することはできない。

 午前中、アーセナルがユリを連れて行こうとした場所がここで、戦闘があったのもここだ。

 

「つまりこうだ――摩天楼が窮極幻想へ繋がっている?」

「剣士が考えそうなことだ。脳味噌まで砂鉄でできていて、柔軟な発想が出来ないのだろう」


 お前は柔軟というか血の霧だし、鉄って言うのならあの人形少女の方だけどな!とか内心でだけ思いつつ、僕は内部を伺う。

 普段は入口すら空いていない摩天楼。

 だが今は、ぽっかりと入口が開いている。

 

「ええい、ままよ!」

 

 誘いに乗って飛び込むと、内部は光に満ちていた。

 何処までも続く、まるで星の世界まで届きそうな吹き抜け。

 摩天楼の中心に、純白の花が咲いている。

 ユリ・アテンダント。

 そう、〝白い家カサブランカ〟が生み出した自動人形〝導きの白乙女百合カサブランカ・リリー・アテンダント〟。

 そしてその白百合を抱きしめるようにして、黒衣の陰険な顔立ちの女が立っていた。

 その表情が、僕を見た瞬間激しい怒気に染まる。

 

「台無し! あんたらのせいで全部台無し! あたしはこいつを使って窮極幻想に至るはずだったのに! 組織の構成員を全員イケメンにして、私の王国を築くはずだったのに! 台無しよ!!!」

「いや……そんなん知らんし……」

「軍事工場で働く部下全員がイケメンなのよ!? 天国じゃない!! それをよりにもよってあんたたちが――ッ」

「……あ? 軍事工場……?」


 まさか、アーセナルってそう言うことか?

 軍事工場アーセナルの名を冠する組織だから、僕の数か月分の生活費に値する武器を支給されてたのか?


「おい、なんか腹立つぞ」

「腹が立っているのはこっちよバカじゃないの!? くっそ、飄々としやがって!! ――ところで、なんでわざわざ尾行を許したと思う?」


 寸前まで怒りにふっとしていたその女は、唐突にニヤリと口元を吊り上げ、


「あんたらを――ぶち殺すためよ!!」


 怒りが極限まで煮詰まったような不細工な表情で、そう怒鳴った。


「……はぁ」


 あーあー、もう、三下の台詞だねぇーほんと。

 

「ぶち殺すって……そんなに邪魔されたくなかったら僕たちの事なんて無視すればよかったんだよ。三流探偵は、割に合わなきゃ手を引いたって」

「だったら――」

「でも、もう駄目だね」

「――っ」

 

 そう、もう駄目だ。お前は僕を怒らせた。

 何故なら――

 


「事務所のローンは、まだ24年分も残ってたんだからなぁぁぁぁ!!!」


 

 静かな怒りを爆発させ、社会正義の名のもとに、僕は疾走を開始する。

 すでにゼロ・イレイザは抜刀済み。

 相手の反応速度を超えて一瞬で肉薄。僕は一刀のもとに斬り伏せようとする。

安心しろ、僕の能力でナマクラだ!


「おとなしく死んどけ!」


 矛盾した言動と共に斬りつける僕を、


「――!」

 

 女が、嗤った。


 背筋を極大の寒気が過る。反射的に後方へと跳躍すべく地を蹴り――

 

「――――」

「――――」

「――きひ」

「――――」

「きひ――きひひひひははははははははは!」

「――くそ、ったれっ」

 

 灼熱感が、僕のどてっぱらを貫通した。

 斬りかかった瞬間、視界が〝闇〟に包まれたいた。

 〝目が、見えなくなった〟。

 あの時、事務所で起きたのと同じ現象。つまり――

 

「きひひゃひゃひゃひゃ! そう! これがあたしの能力! 〝注意深き目隠し触診ケアフル・ブラインドタッチ〟! 視界と任意の感覚を奪う能力よ!」

 

 高らかに、勝ち誇ったように女が哄笑する。

 見えない。

 確かに、眼が見えない。指先の感覚もほとんどない。

 ただ、腹から熱が流れ落ちていくのは解る。ひどく寒い。

 不味いぞ、これは致命傷系の……。

 

「御剣玲人! あんたが剣を無効化できるのは知っているわ! 黄金都市のナマクラ剣士と言えば有名だもの! でも銃は?銃弾は!? できない、出来ないでしょう! あはははは! 吸血鬼の方も何もできないでしょうよ!」

 

 どうやらその通りで、刹理の声は聞こえない。いまの奴は全身が感覚の塊で、それを奪われては声も出せないし動けない。

 

「怒ったって言ったわね? いいわ、怒りなさいよ。でもね、こっちはその三千万倍頭に来てんのよ! だから――あんたは苦しんで死ね。痛覚と聴覚は残しておいてやる。いまから、死の残響を聴くがいいわ!」

 

 カチャリと、銃器が付き付けられる音がする。

 死。

 間近に迫る死。

 僕は。

 僕は、こんなところで――

 

「御剣玲人!」

 

 今際の際に聴こえたのは、人形の声。

 何かの感情に濡れた決死の声。

 

「御剣玲人! 私は、私はあなたたちをエンブリヲに――」

「しねぇぇぇぇ!!!」

 

 麗しの自動人形の声を遮り、対敵が死の宣告を叩き付ける。

 ――ああ、もう。

 まったく、チクショウめ。アテンダントの名前は、伊達じゃなかったわけか――

 

「――〝遅れる斬撃レイジー・ブレード〟――」

 

 僕の呟きと同時に、耳を劈く悲鳴が上がる。

 視界が、唐突に回復する。

 億劫ながら見遣れば、あの不健康そうな女が、胸を押さえてたたらを踏むところだった。

 

「御剣玲人!」

 

 無理矢理起き上がり、駆け寄ってくるユリを抱きとめて僕は笑う。

 女がヒステリックな疑問を叫んだ。

 

「な、何故!? 何故、――」

「軍事屋の女王様。僕の真の能力を教えてあげよう。遅れる斬撃。こちは本来、刀をナマクラにするのではなくってね、任意のタイミングで対象を斬れるようにする〝ちから〟さ」

!」

 

 ユリが理解の声をあげる。

 そう、僕はさっき、彼女の胸を切っていた。だからそこから今、この阿呆に向かって斬撃を飛ばすことができたわけだ。

 

「お前の敗因は、欲に目が眩んでユリを離さなかったことさ。そう、さしずめ――」

 

 

 彼女は、大団円の引き金トリガー・ハッピー・エンドだったわけだ。

 


「く――くそがああああああああああああ!」

 

 心臓を貫かれ、なおその手を、握られた銃を振り上げようとする彼女を、赤い霧が包み込んだ。

 遅いぞ、相棒?

 吸血鬼の復活を見届けて、僕はとうとうその場に崩れ落ちる。

 

「玲人? 玲人!!!」

 

 自動人形の声が遠い。

 眠い。

 僕は闇の中に落ちていきながら、考えた。

 さーて、事務省は無くなっちまったし、ゼロからどころかマイナスからの出発だし、どいつもこいつも感情的で考えなしだし、それに――


 そうだな。

 君に酬いる為ならば――



 命の恩人たる君の笑顔が見れるなら、窮極幻想エンブリヲを追い掛けてみるのも――悪くない。


「……最高とは、言わないけどね?」


 呟き、そしてきっかり0.1セコンド。

 僕は完全に意識を手放したのだった。



 ††

 

 

 ――後に、エンブリヲ・シティーで勇名をはせることになる三人組の探偵。

 Y&B&V探偵事務所の青年たち。

 その物語は、かのようにして始まったのであった。







レイジー・ブレードの憂鬱――It's such like a prologue.――End.

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