「文学……？」を含む小説

売れないギタリストの永蔵の部屋に、「僕」はいる。「僕」は天使や悪魔と西洋では呼ばれているものだ。

私、守谷昴は大学サークルの先輩、木戸にストーカーされている。連日送られてくるラブレターの数々に辟易する毎日。おまけに水道局の督促状を無視した所為で水道を止められてしまってるし、外…

人を殺したい、欲しいものは奪いたい、楽になるために薬をしたい。 精神を惑わす良心の呼び声に貸す耳などなく、人間が創った見せかけの縛りを解いた。 呵責を捨てることが人間を理解する…

よくある日常を送っているはず。 家族や友人に恵まれているはず。 それなのにどうしてこんなに辛いのか、 しあわせってなんなのか。 これは、そんなことを日々思っている、平凡な自分の物…

5分ぐらいで読める「紅茶」をテーマにした短編

いちにいさんで、みんな並んだ。 次に落ちるのは私ですか、僕ですか、俺ですか、君ですか、あなたですか。 これはみんなみんな平等なのだ。 誰もに等しく、理不尽なのだ。

　出口のない街の広場には、一基の古びた絞首台がある。 　絞首台にはこんな張り紙がしてある。 『ご自由にお使いください』

　ある日、虎藤虎太郎という名の男が、朝にアパートの部屋を出たきり戻ってこなくなり、そのまま行方不明となった──。 　その話をアパートの大家から聞かされた二人の男は、縁もゆかりもな…

大英帝国がいまだ隆盛を保つ２０世紀初頭。パブリック・スクールに入学したサミュエルは、貴族の子弟「ロビン」と親しくなる。サミュエルはロビンに憧れながらも、やがて自身の出自や、貧困と…

「第二回あたらよ文学賞」応募作品です。 　＊　＊　＊ 海辺の街を一人歩く中、高校生の麻薙は軒先に干されている藍色の布たち――藍染を目にする。唐突な雷雨に見舞われる中、その古屋…

小さな小さな文学賞vol.1投稿作品。 秋の気配がしてようやく人間に戻って、気がついたら結果が出てたので(落選…)供養します。 書いててとっても楽しかった。

高校生カップルの慎介と滝夏は海へ訪れた。 初めての二人で来る海に心から楽しんでいたが、つい調子に乗って沖の方まで行ってしまう。 その時、二人を悲劇が襲う、、、 お盆の話です。

ツヴィーベルムスターのこと ※第二回あたらよ文学賞最終候補作

主人公の井村実は通販で等身大ＡＩフィギュアドールを買った。 フィギュアドール作成時、自分の理想の思念を伝達する際、 もう一人の別の人間の思念がフィギュアドールに紛れ込んでしまう。…

文学短編 古代の人間たちに化け物か神とされた人間の、ふるい伝承にせまる。 村に病がはびこり困った木こりの与作は、ある山に住むという山の神と呼ばれる者を探しにゆく

【縦読み推奨】 短編集です。ジャンルを固定せずさまざま書いていきます。 風景や音、匂いをイメージできるような情景描写をしていけたらいいなと。 各話のつながりは基本ありません。もし…

テテちゃんの今日のおやつは焼きりんごです。ママと一緒に作る焼きりんごの作り方とは？

とあるラーメン店の☆1レビューを最後に投稿が途絶えていた名レビュワーから、ある日突然10件の☆5レビューが投稿される。しかしそのレビューの内容には違和感があり——？ 架空レビュー…

【耳島の花姫（元花谷詩那里：はなやしなり）は物語のヒロインにして中心人物であるが、生粋の陰キャでいじめられっ子であった。社会不適合的側面を持っており、学校と言う名の社会の中で友人…