このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(2028文字)
ドイツの夜明け。間もなく人々は皆幸せを取り戻した……わけがない。決して消えない傷を抱えたドイツ人女性と日本人旅行者の友情を描く物語です。陶磁器が大好きな主人公だからこその「旅の恥はかき捨て」が心地好く、ぐっと引き込まれました。
旅先での出会い、異国の空気。作者様の歴史知識が光る、爽やかな作品でした。