概要
偶然、、なの――殺戮から始まる純愛論理ホラー短編!
私、守谷昴は大学サークルの先輩、木戸にストーカーされている。連日送られてくるラブレターの数々に辟易する毎日。おまけに水道局の督促状を無視した所為で水道を止められてしまってるし、外の空気を吸おうとしたらやもりを殺しちゃうなんて、今日は本当にツイてない。抑々私は人から愛される存在でもなければ、人を愛す存在でもない。それは人間的ではないかもしれないけれど、仕方ない。そんなこと、どうだって良いのだ。木戸先輩は私が気まぐれにつきあうことにしたことを知らないのだ。私は仕方なく彼を葬りに公園に行こうとする。静謐な夜風にあてられながら、私は偶然という悲しい事象について考えることにした。思えば、私の人生は偶然の不運で散々だった。偶然落ちた高校入試、偶然恋敵に遭遇したり。そして私は偶然同級生を殺してしまう。偶然
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