主人公の秋津燐帆は、大好きな茜ちゃんが、手も足も頭の回転も早い栄口に告白され、オッケーするところを見てショックを受けます。
田んぼに落ちかけていた不思議な男の子を助けて「昨日をやり直す力」をもらいますが――
とても面白かったです!
どんな状況でも、必ず目の前で繰り返される告白。
あっはっはーと笑って読んでいるところで、
なにやら不穏な雰囲気が出てきます……
軽快なタッチで綴られる文章はとても魅力的です。すいすいと吸い込まれるように読み進められました。
呪文なんですが、私は2つともわかりませんでした…。意味を解こうとする勇者よ集まれ…!と声を上げたいです。
明日が来ないというのは幸せではないのだなあ…としみじみ思いました。
コメント欄では呪文を解こうとする動きもあって、こちらも楽しめました…!
とても面白く、素晴らしい作品です。
ぜひご一読ください…!!面白いですよ!
ホラーですけど…(ホラー初心者の私でも読めるので大丈夫です!!)
主人公の大好きな女の子が、大嫌いな男の子に告白されて付き合ってしまう、というところから物語は始まります。意気消沈した主人公は、謎の存在に力を与えられ、なんとか女の子に振り向いてしまうためにタイムリープを繰り返す。簡単にいうならば、そのようなあらすじです。
バッドエンドを回避するため、主人公がある時点に戻って何度もやり直すタイムリープもの、というと本作がよくある作品のように思われるかもしれませんが、やはり一味違いました。なんといってもカクヨム屈指のストーリーテラー、SB亭moya先生の作品ですから。
ホラー、ミステリー、それともコメディ? 千変万化の展開、あっと言わされるようなオチに今作もやられました。これはまさしく迷宮の物語でしょう。おすすめします!
ループ系の作品は昔から人気がありますよね、ひぐらしとかまどまぎとかシュタゲとかリゼロとか僕だけがいない街とか、他にもたくさんのループ系の作品を私は見ているので、かなり目が肥えていると思うのですが、そんな私でも本作は新鮮で面白かったですね。
本作の主人公は秋津燐帆という少年で、彼はクラスメイトの茜が好きなのですが、目の前で栄口という男と彼女が恋人になってしまうんですよね。
NTR、いやBSSと言ったほうが適しているかな。
ショックを受ける主人公ですが、ある日、田んぼから脱出させたお礼だということで、謎の男の子にタイムリープ能力をもらいます。
その能力を使って燐帆はあの茜と栄口が恋人になる前の時点に何度も戻るのですが、未来を変えようとしても毎回、あの二人は恋人になってしまいます。
どうして失敗するのだろう、なんかちょっとおかしいような……と思い始めていたら、だんだん不穏な気配がしてきて、そういえばこの作品はホラー作品だったなと思い出しました。
終盤には衝撃的なことがいろいろ判明し、そういうことだったのかと驚かされました。
ループ系としてもホラーとしても素晴らしい作品でした。おすすめです。
呪文を唱えるだけで、昨日に戻れることができたら……これは是非とも手にしたい力でありますが、本作の主人公・秋津燐帆にとっては切実な問題をはらんでおります。
なにせ六年間好きだった茜ちゃんという女の子に、頭が良くて手も足も早いモテ男子・栄口が告ってしまい、二人は恋人同士になるのだから。
燐帆は謎の少年を助けたことにより得た呪文で昨日に戻り、告白を阻止しようとするのですが……なぜかまったく上手くいかない!
この失敗の繰り返し場面、燐帆君には申しわけないですが、すごく面白いです!
もはや呪われているのではないか!?というほどに、憎き栄口の告白は成就します。
そして失敗ばかりが続き、もういい加減に明日に進もうとするのですが……。
もしも明日に向かおうとして、それができなくなってしまったら――これはもう地獄ですね。
不可解な呪文の言葉、そして幸せなのか不幸なのか分からない結末、主人公の名前にいたるまで、素晴らしくも恐ろしい仕掛けの数々が待っています!
是非とも体験してください!
小学生の燐帆(りんぼ)くんは茜ちゃんを長い間想っていた。
だのに栄口という、足が速けりゃ手も早い、おまけに頭の回転まで速いという いけ好かない男に茜ちゃんを横取りされる。
やり直したい、やり直したい、過去を、過去をやり直したい──!
燐帆くんの悔しさは奇跡を起こす。変な少年との邂逅という形で。
しかし奇跡を起こすたび、燐帆は迷宮の中で苦しみを積み重ねていく……。
……というお話なのですが、すごいんですよね、ほとんどの場面を笑って読めるんです。
もちろん実際に起こったら怖いし燐帆のように苦痛も感じることかと思うのですが、そのあたりに過剰な生々しさはありません。基本的にカラッとした、というか、滑稽さのある描写が続き、燐帆のツッコミもキレがあるので、鬱々とした気分にはなりません。
私はてっきり、燐帆はこの迷宮からリンボーダンスでもして脱するのかと思っていたのですが、違いました。だって失礼ですけど名前がリンボですよ? 期待しちゃうじゃないですか。
でも違ったんですね……これは私にとって衝撃だったのですが、物語はそれ以上の衝撃を用意してあなたを待っています。
いや、びっくりですよ。
「そこはつちなり、けものといふいぬ」そういう意味か!
しかも茜、栄口、お前……!
最終話のコメントで教えていただきましたが、燐帆の名前の由来はかなり重いものでした。リンボーダンスの方がマシじゃないかな……?