「ハッピーエンド/ファンタジー」を含む小説

「ミーシャ＝サンフラワー！　お前との婚約を破棄する！」 　記憶を失い「晴れの巫女」の能力も失い……「雨の巫女」の少女に陥れられたミーシャは、王太子から婚約破棄された。 　 　失意…

ギャグ。 下民の少女「月英」には秘密があった。秘密がバレたら粛正されてしまう。 だから彼女はひっそりと邑の片隅で、生きるために男装をして姿を偽り、目立たぬように暮らしていた。…

私は転生した。 転生物語に良くある中世ヨーロッパテイストに剣と魔法の世界 イケメンの兄と両親、なのにチョット嫌かなりふくよかな私。 大陸の中でも大きな国家の筆頭公爵の娘に生まれ…

「あなたに受け取ってほしいものが、あるの」 　カルヴァリア帝国の皇女ジーナは、生まれて以来ずっと、実の父親である皇帝によって城の塔に幽閉され、その秘密とともに存在を隠されていた…

社交界でふしだらなどと不名誉な噂が流れているシャルロット。 実は、シャルロットは人の死が見えてしまう。見えるだけではなく、我が事のようにその死を体感してしまい、いつも苦しんでいる…

お互いに自己紹介をして、二人でご飯を一緒に食べて、つい告白めいたことを言ってしまって、ちゃんと告白する話。 現代だけどファンタジーな世界で、ただの恋の話。初恋でハッピーエンドです…

その国では、城の側に浮かぶ空中庭園から、毎朝国民に歌が届けられる。 歌姫と呼ばれる少女が届ける歌は平和の象徴であり、その歌が聞こえる事で、国民たちは安心して過ごしている。 けれど…

王都の隅っこで両親から受け継いだ花屋「ブルーメ」を経営するアンネリーエ。 彼女のお店で売っている花は、色鮮やかで花持ちが良いと評判だ。 自分で花を育て、売っているアンネリーエの…

　貴族と平民の格差が著しくなった時代。 　貴族は平民を奴隷のように扱い、平民は貴族を憎んだ。 　もはや王国の統治は末期になっていたころ。 　一人の存在すら否定された第四王女のお…

自殺の名所として知られる樹海の中を、1人の少女が歩いていた。 少女の名は、葉月凛。 彼女もまた、この樹海で生を終えようとしていた。 死に場所を求めてさまよう中、凛がたどり着い…

「いえいえ、卑しい聖女ですので当然のことでございます」 『贖罪の民』の女性は生まれながらの罪人だ。彼女らは『聖女』と呼ばれ、回復魔法で奉仕し、罪を贖わなければならなかった。その中…

獣人とひと言で言っても多種多様だ。 力の強いもの弱いもの、体の大きいもの小さいもの、違いがあり過ぎて皆が仲良く暮らすというのは難しい。 その中でも変わらず皆が持っているのは感…

　聖女とはゾンビなどのアンデッドを浄化し、傷ついた人々を癒す力を持つ人族の女性である。そんな聖女の力を持つ人族の少女ホリーは、魔族たちの町ホワイトホルンに育ての祖父である魔族の薬…

「ところで、ファルト氏は見たんだろう？ランカの胸」 　直球かつ核心を持って言い切った言葉にファルトは初めて魔女の森を訪ねた時のことを思い出して咽せた。 　完璧そうな容姿で意外と…

　異世界でメイズと共に生きることを決めた奏澄。 　仲間と再会するための船旅を始めるが、仲間はセントラルに捕らえられていた。 　解放条件は「悪魔の首を取ってくること」。 　神話の…

　黒竜に踏み潰されそうになっていた白蛇を助けた櫻花は、黒竜の怒りを買い、法力が半分になった上、余命十年の呪いをかけられてしまう。 　地に頭を付いて謝れば赦してやると黒竜は言…

パン屋を営むパン職人でもある私のところに、ある日、夢喰いバクがきた かわいらしく、良心的なバクにほだされ、彼の望みのバナナデニッシュを差し出すが 彼にとって美味しいが足りない味だ…

時計のない町で、人々に時間を知らせるため鐘を鳴らし続ける独りぼっちの少年・リゲル。 たった一匹で放浪の旅を続ける老竜。 塔の上でリゲルが老竜を助けたことからはじまる、一人と一匹の…

「〈アラズ〉の神々の元へ。」 赤髪の若き男は死にゆくシカの魂に、 神々へ導きの祝詞を上げる。 男は森林に棲む獣を狩り、 肉とする猟師・ヨエル。 禁猟区の深き森、〈禁域〉で 珍…

屋敷に幽閉され、目を布で隠した一人の令嬢、ユースティティア。彼女には、ある能力があった。 声を聞くだけで、その人物の顔が分かる。 彼女に仕える絵描きの従者カルタスと共に、隠さ…