「そいつ」を含む小説

ある日襲われている女性を助けた時にノートパソコンを破壊された大学生菅田君。 代わりに不思議なノートパソコンを借りる事になる。 そのパソコンは世の中にある全てのSNS、匿名掲示板…

真っ赤な髪を持つ少女アガサは、物心ついた時から、自分につきまとう精霊のような存在に悩まされていた。 そいつは、アガサが腹を立てたりすると、すぐに火をつけてしまうのだ。 １２歳の誕…

僕の喉には、大きい扁桃腺がいた。幾度となくそいつのせいで高熱を出し、ひどい思いをした。そんな扁桃腺との、最後の別れ。

ごくごく普通の中学生で野球少年の杉並太陽(すぎなみたいよう)は夏の甲子園の選抜メンバーに選ばれるため毎日野球づけの日々を送っていた。 しかし、その努力は報われることなく選抜メン…

　2学期も終わろうとしている雪深い田舎町の高校に突然やってきた転校生は、異世界のお姫様だった。 　２つの世界をつないでしまった罪ほろぼしに、クラスの全員を異世界に転生させていい思…

僕とゴリラの話

「知ってましたよ。カナタさんは優しいんです」 極力人間関係を絶ち、コンピュータの前で日々を過ごしていた少年・カナタのもとに来訪者が現れた。 そいつは電子の世界から、流れ落ち、彼の…

一人暮らしの部屋に声が響く。 といっても、それは僕の声ではないわけで。 どうやらそれは先日海で掬ってきた、今、僕の目の前の水槽でふよふよと浮かぶ"そいつ"から聞こえた声、なわけで…

思い切って飛び込んだ新世界は、奇天烈なところだった。。。 文武両道才色兼備の某外様大名の末裔、島津凛子は、そんな自分のことが嫌いだった。 『自分を変えたい』、という想いで飛び込…

桜の花咲く季節を迎え、無事に県立北高校に進学を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期に、俺は友人の頼みでミステリー研究会への入会を余儀なくされたわ…

僕、黒鳥道也はある冬の日に路傍で女子中学生をかばい交通事故にあった。 かくして次の春、僕はあの日の女子中学生と高校で再開し告白を受けた。しかし僕はそれを手酷く振ったことをきっかけ…

実の兄に恋愛感情を抱く女子大生、恋人を失った男、そいつが好きな横恋慕男。 一生に一度の恋なんてクソくらえな、大切な人を失った人たちの物語。 登場人物 　遙　ﾊﾙｶ　昔から実兄一…

屋上のドアが、不思議な空間に繋がった。そこにいたのは一人の少女。 そいつが、笑いたいのに笑えない、そんな顔でこっちを向いたから。 俺は、逃げられなくなったのだ。 ブラック、レッ…

わたなべりえさんの「おっとり馬くん」を見て思いついた、 そちらの主人公と自作小説のキャラクターを組み合わせた短編です。 こちらはキャッチコピーのように競馬色が濃いので味はまるっき…

とても美人な転校生飛田郁美。上級生から告白されまくっていているが全て断っている。同級生は相手にもされないし口もきいてもらえないと噂がありとても評判が悪い。私は席が隣になり、飛田さ…

【毒島君シリーズ、まさかの二期！？】 某女児向けバトルヒロインアニメを見ていて思うのは、どうして相方となる人物とめちゃくちゃ仲が良いんだろう、ということだ。 良く考えてみてほし…

俺はある時、友達が出来た。だが、そいつは元々いなかった存在となってしまった。それは俺の能力【俺と友達になった人は消える】が引き起こした現象だった。 また、俺は【相手の目を見たらそ…

野津「ミステリクラスタ大集合！第四十八回チキチキ☆春の人狼祭り〜ポロリもあるよ〜」 柳「四十八回はやってないし何なら初回だしポロリは無い」 篠原「ボロンもあるよ」 柳「ボロンも無…

今から3年前、『そいつ』は突然現れた。 ネットワークに精神だけを飛ばしそこで行動できる『ダイブ』という技術の登場により、ネットワークは正式に『第二世界』と名付けられた。 …

中1の秋。 「いけー！姉ちゃん！がんばれー！」 野球部だった俺は1年ぶりに うちの学校で唯一強豪部の陸上部 キャプテンである姉の引退試合、駅伝の応援に来ていた。 区間賞候補…