「けもの耳」を含む小説

[ この男’s（メンズ）の絆が尊い！　異世界小説コンテスト]応募作 パティシエを夢見て専門学校に通う16歳の少年、瀬尾貴継（せお　たかつぐ）。 彼のモットーは『美味しいお菓子を…

　幼少期から神殿で暮らしていたトレヴァーは、いつも同じ日に預けられたレイモンドに助けられていた。 　だが、レイモンドに魔力があることがわかり、彼は魔塔に行ってしまう。 　そ…

ピーターパンの大きな壁画のある公園で、高校卒業を祝おうとした奏平（そうへい）と幼なじみの汐織、そして中学からの友人・三崎。 けれどふと気が付いたら、三人はみんな、息をしていなかっ…

第一回目　月の光 小学生の時分 掃除の時間になると、必ずかかっていました。 勿論、ピアノ曲の方ですけどね。 当時、音楽の先生が「先進的」な方でして、 「掃除の時間に流れている…

不動産会社に勤務する瀬野は金沢支社に転勤になり、単身で金沢にやってくる。彼は仕事が営業から内部管理に変わり、不慣れな仕事に忙殺されていた。 そんなある日、瀬野は、あることから前々…

少女・花は、親友・桜と同じ相手を好きになってしまった。 花は自分の気持ちを桜に悟らせないようにするが、秘めた気持ちにもやがて限界が訪れるようになり……。 悩み葛藤する日々を送…

「お前のような初歩魔法しか使えない出来損ないは、伝統あるデズモンド魔導伯爵家には要らぬっ！！　この家から出て行けっ！！」 攻撃魔法を一つも覚えていなかったマレンツは魔導伯爵家を追…

　大学卒業後、就職に失敗。淡い恋心を抱いていた友人には社会に向いていないとまで言われてしまい、メンタルと体調に不安を抱えた女主人公、恋沼ひかる。親友に拾われて就職したのはまだ無名…

｢セットで私はいかがですか？｣ 日野杏太郎は自分の耳に入ったその言葉を、ただの聞き間違いだと思っていた。 しかしその翌日、目の前にその言葉を発した本人である澤盛海琴が現れ、ただ…

神竜の創造した世界には、四人の妖精が司る四季があった。 一年を四等分し、それぞれの季節を均等に保つ妖精の耳に聞こえたのは、冬の厳しさを嘆く人間の声だった。 犀川よう様の自主企画…

仕事で長い一日を終えた男は、ベンチでくつろぐことにした。しかし、彼はバッグから奇妙な着信音を耳にする...。

人間不信な「混血」の青年ギルバート・クルスが申し込んだ求人は、教育を受けられない「獣人」のための教師を募るものだった。ファジュル・ワマブベシやワトゥ・アーサー・ニェウシたち職務の…

「私のせいで、無くなっちゃう。世界が」 突然耳にそんな言葉が流れ込んできた。ある日、本当に何もない普通の日。突然、通信制高校に通う普通の高校生・角田　隼人の前に一人の女子...い…

いつからだろう。 僕の心に、ポッカリと空いている穴を 自覚して、生きていると実感したのか。 いつからだろう。 目の前の映る景色に、色が失われたのか。 いつから…

裕福な地主の家に生まれた作曲家でピアニストのマックスは、生きることの意義をつかみかねていた。そんなある日、彼は猛吹雪のさなかに突然トンネルをくぐって異世界へと迷い込む。向こうの世…

他人の目ばかり気にしているのに自尊心が高い立山信二は、ある日友人が話していた自分に対する悪口を耳にしてしまう。 その言葉はこれまで自分が自分で駄目だと思っていた部分であり、落ち込…

『これは魔法の失われた世界の話』 だけど…… 『魔法が今も生きる世界の話』 新しい魔法が失われた時代、かつての魔法が宿る魔導書を正式に扱うことができる資格、国家魔導士に最年少…

この世界は、中心にあるたった一つの大陸とそれを囲む広大な海だけが全てだ。海の果ては空を覆う巨大な不可視のドームと交わって閉ざされ、二千年の歴史の内に世界の大半は調べ尽くされていた…

　あらすじ※ネタバレ含みます、ご注意ください。 ーー花の金曜日、アラフォーに片足突っ込んだ「私」は、行きつけのコンビニで、若者二人の告白現場に居合わせる。目の前で突如として行われ…

獣と敵対し戦う世界で長きに渡り空想上の生物として言い伝えられてきた、百獣の少女の存在。 しかしその少女・甲亜が突然、獣伐軍の分隊長・乙也の目の前に現れる。 甲亜はこれまでの獣人と…