「ものではないです」を含む小説

時の盗人。 それは、相手の時間を奪う人。 遅刻とか、締切に間に合わないとか、そういう話とは少し違う。 「時間」は、他人の、所有物を泥棒するのとは少し違って、意図せずして奪っ…

　「言葉とはそもそも何か」を掘り下げるお話です。 　人が言葉について考えるための要素が、ある程度ここにそろったと思います。 　例の「辞書」をつづりながら、そもそも「言葉を説明す…

「何よ！　顔だけの男のくせに！」 「なんだと！　そういうお前は家柄だけの女だろうが！」 顔を合わせれば喧嘩腰。公爵令嬢ジュリエッタとその婚約者テオの仲は悪い。 しかし婚約破棄は…

明るい短歌集です。 ※本作は筆者がSNS上で呟いたダジャレのようなものを短歌の形式で再構成したものです。一部新作もあります。ご笑覧いただければ幸いです。

智頭駅の恋山形駅は全体ピンク色で塗られている。今、この駅に美しい少女が黒猫ビビを抱き、ホームに座っている。少女名前は五月裕。十五歳である。時が時ならば、采女として時の天皇に差し出…

孤児院で暮らす女主人公『ディーヴァ』。 ある日、親友である『オスカー』が謎の日記帳を見つける。 持ち主は孤児院の責任者のようだ。 その内容は「子供たちを処分する」というものだっ…

立ち技格闘技によるしのぎの削り合いはSNSの発達や規制強化と物価高騰、観戦側の人間達による要求によって新たな局面へと突入する。 某月某日。 別の稼ぎ場にて一人のファイター・｜霞…

※　この作品は『爺口調な男子高校生が、のじゃろりになってＴＳライフを送るだけの日常』のＩＦの世界線を描いた物語です。 　　本編を見なくても全く問題がないような内容になっております…

質問、大喜利系の自主企画に気まぐれで参加したものです。それだけ。

１９８１年の夏。 短期里親で泊り込んでいた少年は、母親らと出かけた。 そこは、岡山市南部へと向かう、岡山臨港鉄道。 旅客営業の終点は、岡南元町駅。 その前年、１９８０年秋の大学…

　七つ大罪という、人が死に至る欲がある。だが人間には、本当に七つ死の枠に囚われた存在なのか？考えてみてほしい、多様な人間がいてたった七つしかないという方がおかしいというもの。人の…

　この物語はフィクションです。 　登場する人物・団体等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 　また、この物語は特定の活動や理念を否定するものでは決してありません。 ※苦…

名前を持たなかった殺し屋と、最後まで名前を教えてもらえなかった男の話です。 死別ブロマンスはもちろん、家族、擬似師弟、すれ違い、好きなものをありったけ詰め込みました。 草森ゆ…

もっと人の役に立ちたい！そう願う彼女は自分の力だけでは限界があることを悟る。 　そこで、強い力をもつ自分の分身を錬成することを思いつく！ 　斯くして生まれた分身は、自分とは似ても…

ある日、クラスメートにバカにされた少年は髪の毛を真っ赤に染めて登校した ・・・。突然の奇行をあざ笑う周りの人間に示すべきものは何か？

＊主なあらすじ＊ 幼い頃から剣道に慣れ親しんできた高校一年生の星南奏人と、同級生の剣道仲間である三上菜奈。 ある日突然、不気味な鈴の音を耳にするようになる。 その鈴の音は二人…

フォルド王国の候爵令嬢として生まれたセレスティア。だが、彼女は10歳の時にある悪い魔法使いの呪いにより猫の姿に。それから5年もの間、セレスティアは猫として生活する事を余儀なくされ…

発表にあたり全面的に改稿しておりますが、原作としては、以前友人と交換小説のようなものを書いていた時のものです。（発表許可済み） 思いもよらずボーイズラブ？風味になったので、自分一…

雨の日にあらわれる幽霊らしきものを扱っていますが、全くもってこわい話ではありません。 また、どうにも要領を得ない話でもあります……なんせ、素面ではございませんから。 本作は、犀…

『妄想力が魔法の強さに直結する』世界。国家存亡のキーマンとして転生させられた鹿王寺は、その地位に反して明らかに名前負けしていた。ただし妄想力と自信だけは人一倍ある。秀才と名高い魔…