「もの」を含む小説

少年愛が禁じられた時代―― 才能あふれる若者ルカは、少年愛者であることにコンプレックスを抱いていた。 だが己の感情と向き合ううちに、少年愛者であることをポジティブに考えるようにな…

［第9回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考突破作品］ 「あの魔物の倒し方なら、３０万円で売るよ！」 　――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。 　…

井出透、中学二年生。僕は生まれた時から見えてはいけないものが見える。そのせいで、僕は親も同級生も、そして、僕自身も大嫌いだ。

能力にあふれた現代社会、野々瀬翔（ののせ　かける）の能力は「幸運」、彼が能力を使えば原因不明の病はたちまち治り、掘った穴からは温泉が湧き出るだろう。 　しかし翔の能力は他人にし…

　霊や呪い魑魅魍魎が存在して、昔は多くの人々が苦しめられてきた。 　それは、何時しか過去の話となっている。その多くは、封印され祓われたから。 　だが、霊や呪いの類いがあるのは…

あぁ寝苦しい。 なんでこんなに暑いんだ？ 熱帯夜が25℃以上の夜だってことは知ってるし、今が22℃とか23℃なのも知ってるけど熱いものは熱いんだ。 くそっ、暑くて転がってきた子供…

傘と暈を掛けて、季語を二重に捉えるというのがしたかったので詠んだ句です。 あなたの手、は、傘の場合は手のような形を持った積乱雲、暈は窓から覗いてくるりとなぞる赤子の手を想定してい…

　主人公の奈良裕（ゆう）は、弱小の都立高校テニス部員です。１９６㎝の長身、ビッグサーバーで素質は抜群なのに、練習環境が整わず、コーチもいないので、伸びきれずにいます。その裕をイン…

先輩、利用していたつもりでしたが本気になってもいいですか？ 【あらすじ】 ぽっちゃり系を自称する女子中学生の【先輩】碓氷イチゴと、同じくそれ以上に危険なぽちゃ娘である【後輩】の…

ゆかりさんの『つないだ手』をもとに書き下ろしたものです。ゆかりさんの自主企画に参加します。 家族の移り変わりを手を繋ぐことで表現しました。

エッセイというか自分の書きたいものを書いていこうと思います。 思っていること、日常生活で感じたこと

　サーカス団で働く少年ルーディ。彼は水や炎を操る奇妙な超能力を持っていた。 　だが同時に記憶を失っており、頭に残っているのは、自分の父親らしき男が何者かに撃たれる瞬間のフラッシュ…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部の応募用に選んだものです。

地の果てには、竜が棲む。 そう伝えられる世界で、ハルトたちは暮らしている。 魔式と呼ばれる小さな異能を誰もが持ち、その特性に応じて火を灯し、風を呼び、水を操る。 人々の暮らしは…

⊿とは、人々に農耕を教えた女神⊿ημήτηρの頭文字であり、資本の一般的定式　G→W→G'（＝G＋⊿G）における剰余価値を意味する⊿Gの意味でもある。 　この物語ではその両者は同…

　井筒亜都紗（いづつ・あずさ）はVR空間「サブライム・スフィア」においてストリーマー「キャッシュマネー」として活動している。個人勢ながらフォロワー12万人を超える人気者だが、配信…

金欠である。大切に貯めていたものを両替する時が来たか……。 でも、調べてみたら、あれれー？　おかしいよー？

その時に思い付いた短い話、あるいは詩みたいなものをここに残していきます。主に掌編ですが雑多なジャンルになると思われ、また話の繋がりなどは特にありません（時々続編などがあったりもし…

目で見えるもの 耳で聞こえるもの 実感だけが全てではない その存在と出逢うとき 見た者が鼓動を止めるなら 聞いた者が目覚めぬなら その存在を知る者はいない 平穏な毎日に隠れる…