「誌」を含む小説

売り出し中の女性アイドルが男性との熱愛報道が発覚。 しかし、女性アイドルはたまたま男性と会って話をしただけだった。 根も葉もないことを週刊誌に書かれた怒りをマネージャーにぶちまけ…

かつて、英雄とまで言われた伝説の風の魔法使い。その孫であるクロード・クロナードは強くて優しい魔法使いに憧れていた。 しかし、一難あって、また一難。彼の元には次々とトラブルが..…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

2020年8月、コロナ禍の盛夏。 30歳フリーターの坂城は家に引きこもり、自粛生活を密やかに満喫していた。 その異例なお盆休みの最中、失業の危機に瀕した大学時代の女友達 中嶋から…

お久しぶりのアルマナイマ！。 宇宙船の免許更新を終えてお疲れのアムにトゥトゥが振舞ってくれたのは、海の民セムタム風団子汁。 その優しい味と共に伝わる、海の星の「おかえり」の話です。

本書は異世界ファイクレオネを中心とした連邦国家「ユエスレオネ連邦」における言語文化を取り上げ、単語を手掛かりに社会・生活・歴史などを紹介する。 ユエスレオネ連邦について：htt…

220字～240字の超短編小説というお題で書いた作品をまとめました。作品はすべてToshiya Kamei様による英訳を経て海外文芸誌に掲載されました。

※現在訴訟パートのみ公開中（理由は近況ノート参照） 『今回は無償です』と言い放って連絡を絶った依頼者。 小説の挿絵を受理したら払うと言われ納品したら、感染症の所為で現金がない…

高校三年生にして、初めての同人誌即売会デビューを果たした玄瀬朋乃。 初めてだらけのイベントを楽しむ最中、ふとした騒ぎに目を向けるとそこにはクラスメイトが居た。 オタぼっち女子高生…

ファンジンとか同人誌における古い話、歴史がメインであり、さっぱり分からない人には、さっぱり分からない話です。 同人誌は、ここでは２次創作系を示しています。 １次創作によるプロの…

【あらすじ】 　その探偵事務所は、新宿の雑居ビルの七階に事務所を構えていた。 　人探し専門の探偵事務所だった。しかし、事務所の看板は掲げていなかった。 　だが、替わりに広告を出…

児童文芸誌に投稿するつもりで書き始めたものの、どうもあんまり上手く書けず、お蔵入りにしていた作品。 でたらめな似顔絵を描くのが趣味の女の子と、彼女のもとに現れたくまの話。 改めて…

児童文芸誌への投稿作その2。 同じく最終審査落ち。退屈な家族旅行に付き合わされる女の子のもとに、とつぜん本当の母親を名乗る人物から電話がかかってきて……。

児童文芸誌への投稿作その1。最終審査落ち。22秒の時差を持って生まれた女の子と、その友人の話。 児童向けなのでライト、かつ短めです。

同人誌「Ａｉｒｍｙｓ 非実在探偵小説研究会 ２号」に寄稿した短編を若干改訂。

出ない同人誌のあらすじです。 この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

　伏し目がちな目が微かな憂いを湛えて見え、清楚という言葉が人間の形をとっているようだった。 　けれども僕は、彼女の本性を知っていた。それだけが最大の問題点だった。 （2012年…

　僕と彼女との間には三つの境界線が存在する。 　一つ目は、男と女。 　二つ目は、創る側と模倣する側。 　そして三つ目は、 （2008年制作／文学サークル機関誌投稿作品）

「逃げろ！」 　誰の声だか知れない。だけれども誰かの声が、私たちを突き動かす。 （2007年制作／身内サークル同人誌投稿作品）

　私たちはこの東京ハイイロ桃源郷で、共にあぶれることなく幸せになろうと誓った。 　桃の苑の中でもなく、銀の剣をかかげる代わりに、夜遅く人のいなくなった大学のテラスで割り箸を振り上…