「本当に 短編」を含む小説

「お前は本当に言葉で人が殺せるよな」―――そんな捨て台詞を最後にクリスマス直前にフラれた須藤さん。 予定が空いて、しばらくぶりに向かった馴染みの店で、彼女は奇妙な偶然に出くわす。…

自分の気持ちを伝えることはとても怖いことだ。相手に自分の心を伝えて受け入れられるのか、拒否されるのか、そんなことを考えて自分の心を奥底にしまってしまう事がある。本当にそれであなた…

結婚相談所のカウンター。仲人は生唾を飲んだ。「お願いします。俺がどうして振られたのか。どこに問題があったのか。仲人であるあなたには、相手の女性から理由のメールが送られているはずだ…

私は知っている。 人は常に誰かを殺したいことを。 その対象は自分だったり、親だったり、友人の皮を被った他人だったり、はたまた誰でもよかったり。 そんな時に指ひとつで殺せたら？ 一…

ケイスケとマリコは、同級生である。 ある同窓会の帰り道、同級生がみんな結婚していることを羨ましく思ったふたりは、 一緒に、結婚相談所に行くことにした。 そして、結婚相談所に行っ…

【「５分で読書」短編小説コンテスト2022 優秀賞受賞作品】　昼飯を食べていた誠人は幼馴染で風紀委員の優美から相談を受ける。内容は、先日に高校の近所の店で起きた窓ガラス破損事件の…

「美術館にある宝石『コーラルサファイア』を今晩午前零時にいただきに参ります」 盗めないものはないと言われている怪盗ルブレッドから予告状が届いた。 迎え撃つは警部をはじめとする警察…

【「５分で読書」短編小説コンテスト2022落選作品】 演劇部に入った高校一年生の私は、やさしい陽だまりのような「ミチさん」と恋人役を演じることになった。 練習を重ねるたび、次第に…

――うるさい。 付き合っている彼女に好きだと伝えたら、そう言われて電話が切られた。 周りから子どもっぽいと馬鹿にされる僕と、クラスで一番大人でクールな森さん。いつもクラスメ…

見えないことすら気づかない。 自主企画っていいですよね。面白そうなお題とかあれば教えてもらえると嬉しいです。 クロノヒョウさま主催の『第３回「２０００文字以内でお題に挑戦企画…

恋は盲目シリーズ第２段。 全2話の短編です。 高校生の一ノ瀬ルイが、11歳年上の歯科医師と出会い恋に落ち、結婚、離婚する物語。 例え間違っていたとしても関係ない。 ただ真っ直ぐ…

「いえいえ、これも国民の皆様のご理解とご声援があってのことです。こちらこそ、ありがとうございます」

ふとんがふっとんだ。僕は「そんなこと本当にあるんだ」と思いつつもそれを追いかけていく。そして団地のとあるベランダにふとんが引っ掛かっているのを見つけた。ふっとんだふとんを回収しに…

行くと願いが叶う沼行くと帰って来れない場所も皆んな知らない噂の沼。若い頃ひょんなことから本当に有るのを知りその場所に行ったが異様な雰囲気で行く気になれず。存在も忘れていた20年後…

「ねえ、好きなんだけど」という書き出しから始まる恋愛モノを読ませてほしいです！ っていう自主企画さんがあったので、うっかり出来心が。 友人以上恋愛未満な関係ってめっちゃ良いです…

無個性が義務であった青年がある日、魔女と出会う。 自分の思う「普通」が果たして本当に「普通」なのか。 新たに名前をもらった青年ルゼと魔女エティの話。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝…

やっぱり観葉植物はいいわね。この立派な鉢に、にょきっと生えている姿が素敵。心が洗われる気がする。うんん、本当に洗われているんだわ。だってこのガジュマルからは、新鮮な酸素が湧き出て…

電車でたまたま隣に座っていた、たまたま同じクラスで図書委員をしていた、幼なじみだった、同じアーティストのファンだった、、、、、恋が起きる偶然って、本当に神様がセッティングしている…

内気で周りの意見に振り回されてしまう女子高生の”私”こと前原と、その前原に好意を寄せ、心霊スポットに誘う宮脇。遊び半分で訪れた心霊スポットで本物の霊と遭遇してしまう高校生の話。 …

「お迎えにくる」は比喩として「死」をあらわすそうです。