「そしたら分かる」を含む小説

ある日、友達が俺に突然言った。 「そうだ、肝試ししようぜ！」 そんな言葉から始まる、コミカルとホラーが入り混じった闇鍋短編小説。堂々開幕！

　これは思い込みが激しい人間の物語。 　これは単に直感がモノを言うだけの物語だ。 　俺の名前は山形次郎。つい数ヶ月前までサラリーマンだった。 　俺が何気なくテレビを見ていた…

舞台は学校。 優等生に込み上げた怒りを止める方法なんてあるのか。

高校を中退し、バイト生活中の小上たいが。 ある日のバイト帰り、寄り道したところで見つけた少女。 遠くから見ても分かるくらい、暗い雰囲気を醸し出している。 そんな少女に興味を…

アイドルとファンが死ぬほど嫌いだ。 母がアイドルだったからよく分かる。 どちらもクズで自分の事しか考えてない。 俺はそんな世界とゼッタイ無縁で生きていく。 ――高校生の葉月慧斗…

　僕（伊藤山翔27歳）は、岡山県警の警察官。メンタルを弱らせて、２週間の休暇を取り、広島に帰郷。母になんと説明しようかと躊躇い、駅を降りると実家とは反対の方向に歩く。 　自分が通…

一九四五年一月、第二次世界大戦も最末期に差し掛かった頃… 激戦を続けていた日独米軍の一部部隊が、前線への移動途中に突如として失踪した。 失踪した陸海軍将兵は、地球とは異なる世界…

ヴェネセティオ王国には人知れぬ言い伝えがあった。それは『塔の中、不老不死の呪いにかけられた美しい姫が幽閉されている』というものである。第一王子レオネルは、事の真偽を確かめるため、…

※いつものテンプレと見せかけて、実際には少し違った作品となります。ご了承ください。 　十五歳になると一人に一つずつ、特別なアイテムを神様から貰える『神授の儀』に参加したロイド・…

『五十鈴川　賢智（けんち）』は高校二年生。アメリカンフットボール部所属の豆タンク。交際経験なし。いい人であれば幸せになれると信じる隠れボッチ。マンガ、音楽、アニメ、動画などを日々…

「自分に想いを寄せている人が分かる魔法ですって！？」 　魔導研究所に勤めるアイリーンは、同僚であり幼馴染であるジョセフの言葉を聞いて驚愕する。優秀な魔導師である彼は、画期的な恋愛…

主人公は森口愛、小学生。親の転勤で海外に移住することになったが日本語しか喋れないせいで虐められるようになる。もう学校に行きたくないそう思っている次の日、愛はタイムリープしてしまう…

　全ては不良少女の万引きから始まった。 　ある日の深夜、町はずれのドラッグストアにて万引きを行った女子高生、角幡は店先で一服していた。そこで見知らぬ女刑事に出くわす。ニコチンの痺…

掌編・短編を１００本書くまで作家と名乗ってはいけないという制約を自らに課した、俺。果たして２０２２年内に無事に１００本書き上げ、「作家」となって年を越せるのか？　そして、書き上げ…

俺は、偶然に偶然が重なって、宝くじの一種「ロト７」で一等賞に当選して、１００億円が転がり込んできた。 真っ先に感じた感情は、恐怖だった。 運を使い切った事で、事故で死ぬかも知…

分かる人には、すぐわかる。勘のいい人にも、すぐわかる。 小さくて、可愛い生き物たちへ。

運命の番、それは一目見るだけで分かる特別な関係の中でも更に特別な関係。 これは重度嗅覚障害により、絶対分かるはずの運命の番のフェロモンすら分からなくなったαと、αが気付かないこと…

　　中学二年生、冨野美佳子は近くの駄菓子屋で、カチューシャを買った。そのカチューシャを髪につけてみると……。 　なんと、母の考えていることが分かってしまったのだ。 　何かの間違い…

《この世界に迷い込んだのが、君で良かった──》 緑溢れる異世界へ転移し、世界樹を救った主人公『フタバ』。 彼女は「植物と会話できる」というスキルと植物学の知識を活かし、植物研究…

本編『Seconds-2400秒にかけるものたち-』に登場する、するかもな男たちのあるエピソード。 こちらは、『Seconds-2400秒にかけるものたち-』の番外編です。不定…