海外に行って虐められた私がタイムリープして人生変えた話
微乳姉さん
第1話十年後の同窓会
「チアーズ!」
私は乾杯の音頭をとり、皆が集まったことに微笑んだ。あれから十年、皆たくましくなったなと、もうあの頃の私たちでは無いことにちょっぴり悲しい気持ちも募る。それは私がまだ大人になりきれてないからだろう。
このパーティーを主催してくれたのは親友のアイラ、もっとも本来なら私が主催しなければいけないんだろうど・・・。
そう考えているとアイラが私に目配せをしてきた。
あ、そうか、もうそんな時間なんだ。
私はコクリと頷きアイラの言葉を待った。
「はい、皆ちゅうもーく!」
皆が一斉にアイラとその横にいる私を見つめた。私は懐かしい顔ぶれに泣きそうになる。そしてアイラは私の横で言葉を紡いだ。
「今日、集まってもらったのは他でもない、マナから重大ニュースがあるからです!」
私は森口愛という名前だが、海外では愛という名前は違和感があるらしく、マナと読んでもらっている。私は皆の注目の中、声を掛ける。
「今日、集まって貰ったのは皆さんに伝えたいことがあって来ました。その前に日本人である私が皆となぜ仲良くできたのか、少しだけ不思議な話を聞いてくれませんか・・・」
私は、これから話す事を真剣に包み隠さす話そうと思った。こうしなければあの子に顔向け出来ないからだ。私は重い口を開いた。
「私が貴方達と出会った十年前・・・」
私はタイムリープすることになった。
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