「王子 王」を含む小説

――その生贄王子、返品してもいいですか……？ 　その日、予言の魔女メリルの元を訪れたのは、銅色の髪と金の瞳、端正な容姿ながらも不遜な態度の第三王子デュークだった。 　メリルは、…

ある日、硝子の像と結婚すると言い出したラザルス王子。 王子の乱心に驚いた父王は、頭を冷やさせようと王宮の離れに謹慎するよう言いつけた。しかし王子は、そこにまで硝子の像を持って行き…

ディステリア王国の第二王子に婚約破棄された公爵令嬢にして悪役令嬢にして苛烈で猛烈で煮えたぎる欲と圧倒的なカリスマ性を持った少女が、たったの１年足らずで合法的に女王まで成り上がるお…

【短編】【KAC20235】【お題：筋肉】 「マッチョリーナ、今日限りを持って君との婚約を破棄させてもらう！」 一七歳の誕生日パーティで、マッチョリーナ・ロストヴェインは、ライネ…

女神が日本の乙女ゲーにはまり、自分で世界を構築した。 何度も試したが、ストーリ通りにいかない。 業を煮やした女神は、ストーリーの分かる者を配置すればいいのではと考えた。 乙女…

この世界には階級がある… それは立場上ではなく実力の階級だ… 全生態系の頂点『ドラゴン』を倒したものには《王》と称することを許される… だが、そのさらに上の存在…『龍』を倒したと…

先代の国王の第五王子と結婚し、長女を出産したエレーヌは、夫から亡命を持ちかけられ。 異世界ファンタジー？

――こんなにも嫉妬してくれるのは、恋愛感情があるから？　それとも……。 十九歳の侯爵令嬢キアーラには、十歳年上の婚約者がいる。彼はファウストという名前であり、このセルヴァ王国の…

朝鮮時代、難病を抱えながらも官僚となり身分の低い者に慕われ臣下の鑑と呼ばて人生全てを国に捧げた一人の女人がいた その女人の父は朝鮮一の剣士、ヘ、テマンと母は鉄の女と呼ばれた…

　見知らぬ女性と一緒に異世界に召喚された菜々美（ナナミ）は聖女ではなく【巻き込まれた異世界人】と鑑定された。修道院に送られるところを助けてくれた王子と逃亡の旅に出る。 　出会う人…

王太子妃となり、国と第一王子を支えようと胸に希望を抱きながら、学園の卒業記念パーティーに参加するクロエ。しかしそのパーティーのさなか、王子の口から婚約破棄を告げられる。それだけで…

　二十年前、ヴァネディア王国の王子、ラザフォーの婚約者だったフランシアは、アカデミーの卒業パーティーの場で王子から婚約破棄を言い渡されます。 　それから二十年、フランシアはアカ…

エーデムリングに眠る力を解放する者……有角のエーデム王族の血はわずかとなり、魔族は滅びの道を歩む。 エーデム王族の地位を捨てて歌うたいとなったメルロイは、ある日、ふらりと旅立っ…

王国には、2人の王子がいた。2人の王子は異母兄弟。未来の王は、未だ確定していない。 王位争い真っ只中で、第二王子が男爵令嬢にベタ惚れしていた。 第二王子を王にしたい王妃は、そ…

時はシュタインベルク王国第12代国王フリードリヒの治世――公爵令嬢ユリアは、眉目秀麗な第一王子マクシミリアンと婚約していた。幼い頃は第二王子ヴィルヘルムと3人で仲がよかったのに、…

侯爵令嬢のメイベルは、セコい割には人を信じやすい聖女候補。 趣味と実益を兼ね、密かにヒーラーとしてパーティーを組んでいたが、役立たずの誹りを受け、追放＆高難易度ダンジョンへの置き…

｢お前がルシタル王国の王子ロクサスだな。一緒に来てもらおう｣ 白い鎧の兵士が突然王子ロクサスに言い放った。しかし、理由を告げる気はないらしく突然襲いかかって来たところを、一人の男…

《プロローグ》 魔界 ウルスラは魍魎たちが足となってうごく山の古城に独り暮らす 鏡のなかでは人間界で最も大きな国の王子と小国の王女が世紀の結婚式を挙げている。鏡から誓いの言葉が聞…

サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。 国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、１度も会いに来る事はない。 溺愛する女性がいるとの…

芸術国として名高いアールエッティ王国の第一王子は、ある日高熱を出してΩだということが判明する。二十四歳でΩになった自分を娶ってくれる王族αがいるだろうか――そんな心配をしながら各…