概要
策に溺れた王子様は手放したくない愛と我が身を愚かにも危機に堕とす
時はシュタインベルク王国第12代国王フリードリヒの治世――公爵令嬢ユリアは、眉目秀麗な第一王子マクシミリアンと婚約していた。幼い頃は第二王子ヴィルヘルムと3人で仲がよかったのに、いつの間にか兄弟仲は悪化、マクシミリアンは女たらしで怠け者になってしまった。それに対してヴィルヘルムはまじめで文武両道、優秀なので、彼を立太子する声が大きくなっていった。熾烈化した王位継承闘争のさなか、マクシミリアンに怪しい女が近づき、彼は破滅に向かっていくが、ユリアは彼をあくまでも愛し、支えていく。
暗い展開、メリバが苦手な方はブラウザバックをお願いします。メリバというほどではないと自分では思うのですが、主要登場人物全員がハッピーになる明白なハッピーエンドではありません。
本サイトで完結済みの『始まりはデキ婚か
暗い展開、メリバが苦手な方はブラウザバックをお願いします。メリバというほどではないと自分では思うのですが、主要登場人物全員がハッピーになる明白なハッピーエンドではありません。
本サイトで完結済みの『始まりはデキ婚か
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!堕ちていく先に見えた愛という光
純愛物語です
愛とはこれほどのものか
この結末を読んでぜひ衝撃を受けて欲しい‼️
人はやむにやまれぬ思いに駆られて筆をとる時がある
じれじれと何年もかけて高まってきた内側のマグマが噴出するその時、魂はありふれた日常を越え、輝きわたる
それはとてつもない快感ではあるが、同時に闇をも引き寄せずにはおかない
この作品から、そのマグマの熱量を感じた
決してハッピーエンドに向かうチャーミングなお話ではない、だが骨太で血肉がある
普通の人気ばかり気にする作家なら踏み込めない所に、果敢に踏み込んでいくたくましさがある
書く行き先がブレない、叡智がある
とつとつと綴られる正確な文体は、やがてしなやか…続きを読む