堕ちていく先に見えた愛という光

純愛物語です
愛とはこれほどのものか
この結末を読んでぜひ衝撃を受けて欲しい‼️


人はやむにやまれぬ思いに駆られて筆をとる時がある
じれじれと何年もかけて高まってきた内側のマグマが噴出するその時、魂はありふれた日常を越え、輝きわたる
それはとてつもない快感ではあるが、同時に闇をも引き寄せずにはおかない

この作品から、そのマグマの熱量を感じた

決してハッピーエンドに向かうチャーミングなお話ではない、だが骨太で血肉がある
普通の人気ばかり気にする作家なら踏み込めない所に、果敢に踏み込んでいくたくましさがある
書く行き先がブレない、叡智がある
とつとつと綴られる正確な文体は、やがてしなやかに動き出す、その先に未知の感動がある

深く共感した
この先もずっと応援していきたい作家さまである