元女王で悪役令嬢は女王になりたい
ダークネスソルト
プロローグ
私は女王になりたかった。
誰もが憧れて誰もが跪いて、誰もが敬う女王になりたかった。
私は王妃にはなりたくなかった。
全く好きでもなければ、何の恋愛感情も湧いてこない。愚物と言う言葉がこれ以上ないくらい似合おう王子と結婚なんてしたくなかった。
私は強くなりたかった。
何者にも負けずにどんな障害や障壁があろうとも打ち砕く強さが欲しかった。
私は自分の生まれ育った、この国が、ディステリア王国が好きだった。
豊かな自然、優しい民。
それを守る冒険者や兵士達。
皆が協力しあい、皆が笑い、皆で幸せに生きている、そんな生活が好きだった。
私は王族が嫌いだった。
矮小で欲深く愚物、狡猾な蛇のような貴族達にすぐに騙される王族が心の底から嫌いだった。
私は父親が嫌いだった。
愛する母を殺し、それを喜び、女と酒におぼれる父親が、いや、屑が殺したいほど嫌いだった。
私は変えたかった。
何を?
このディステリア王国を。
美しいディステリア王国にいる膿を排除したかった。
だから私は行動をした。
私を父を殺した。
私は国王を民たちに殺させた。
私はこの手をひたすらに血に染めた。
その上で私は女王へとなった。
緻密な計画を練り、女王へとなり、ディステリア王国を豊かな国へと発展させた。
今まで汚職まみれだった役員たちを解雇もしくは処罰し、最悪、自らこの手で殺した。
悪政を行っていた貴族の領主は片っ端から捕まえて投獄させて、そのまま放置して餓死させた。
それによって浮いた税金を使い、餓死者を減らす為に交通を整えて、物資が国全体をしっかりと回るようにした。
国庫を削り、村を荒らす魔物を全滅させ、畑を広げさせた。
無駄な出費を減らす為に、兵士たちを再編成して、各貴族たちの給与を見直した。
そこから、またひたすらに努力につぐ努力を重ねて、私はディステリア王国を更に豊かに出来た。
私の手はこれ以上ないくらいに血に染まっている。
それでも私の手によってディステリア王国は豊かになり、飢えに苦しむ人も魔物によって殺される人も減った。
民からは感謝されている。
私は満ち足りていた。
非常に満ち足りていた。
そんな私はあの日、自室にて殺されてしまった。
そして目が覚めたら、5歳の頃に回帰していた。
最初は意味が分からなかった。
でも私はもう一回この国の女王になるわ。
そして、ディステリア王国をどこの国にも負けない豊かな国に育てて見せるわ。
だというのに、あれだけ屑で俗物だった婚約者の第二王子がなんか凄く可愛いくなってるんですけど~~~~~~。
なんか、最終的に私の手で殺したはずの父がこれでもかってくらいの親バカになってるんですけど~~~~~~。
何故か、この国を代々守り続けている公爵家当主にして【守護者・バルバッセロ】の名を持つディステリア王国最強の男が私を主様っていって仕えてくるんですけど~~~~~~。
前世にはいなかった、謎のイケメン宮廷魔術師が私の事をお嬢様っていって、執事になって来たんですけど~~~~~~。
ほんでもって、何故か超絶可愛い弟が養子に来て、なんかもう色々と可愛いすぎて辛いんですけど~~~~~~。
私これでも、かなりめちゃくちゃやって、前世では悪役令嬢どころか、血濡れの王女まで呼ばれていたのに、どうなっちゃうんの~~~~~~。
私はただ、悪役令嬢から王女へと成り上がっただけ。
今世も前世みたいにぶっ殺しまくって、女王として君臨したいだけなのに、どうして、どうしてこうなった~~~~~~~~~~~~~~~~。
【元女王な悪役令嬢はもう一回女王になりたい】
――――――――――――――――
因みにこの作品はピッコマノベルズ大賞に応募しようとしてから、各話2000文字ないことに気が付いて、そのまま応募できずに、時間が過ぎて結局応募出来なかった悲しき作品です。
正直何が悪いかといえば、まあ、ペルソナ4をずっとやっていた作者と馬鹿みたいに出た学校の課題が悪いんですけどね。
後、明日大学のテストだし。
まあ、そんな絶望がフルコンプした状況で書いた作品です供養の意味も込めて読んだくださると嬉しいです。
因みにキリの良い所まで投稿してから、第一章完結というわけで完結にして、後は人気出て私のモチベーションがあれば投稿するかなって感じの作品です。
正直、いろんな点から見てなんというか可哀想な小説になってしまいましたが、供養の意味も込めて読んでくださると嬉しい限りです。
さあ、というわけでご唱和ください。
ペルソナ4は神ゲーです。
スイッチで出来るのマジで神やわ。
しかもお値段2000円。
安すぎだろ。
俺の昨日だけでペルソナ4、10時間とかやってたもん、明日テストなのに、マジで正気の沙汰じゃあないわ。
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