「妖」を含む小説

和洋の文化が入り交じった浪漫溢れる大成時代。 鬼を使役する榊家の次期当主 榊恭一郎と、妖狐を使役する安隅家の令嬢 安隅伊織は、両家の和平のために政略結婚した。 長らく続いていた家…

大正某年、帝都。 平安の世から続く陰陽師の家に生まれた鬼堂院馨子は、子爵令嬢として女学校に通い、楽しい日々を送っていた。 馨子の傍にはいつも、七つの時に出会った緋月が、世話役と…

孤児の蜜井戸さぎりは、萩恒家のメイドだ。 狐火の異能を持つ萩恒家は、４年前に襲撃に遭い、生き残ったのは、１８歳の嫡男・崇史と、３歳の姪・希海だけだった。 この４年間、さぎり…

とある時代のとある皇帝、剋帝姫舜には実しやかなるものが見えていた。 百鬼百邪が蔓延る世界を、日常的に見て小慣れてはいたものの、人の顔にまでそれが浮き出る。 人の顔は黒い靄とそれを…

鬼を退治する鬼狩り一族として人々の間で名を馳せる、狩谷（かりや）一族。 一族の血を引く娘でありながらも、桃花（とうか）は狩谷一族の父が女中に手を付けて生まれた不義の子として使用人…

＜読み切りファンタジー小説＞ あの日からリナは妖刀空切と行動を共にしていた。空切は人の魂を喰らう。それがより強い者の魂であればあるほど、得られる量も多い。だが刀を抜けば空切が姿を…

不問3の三人声劇台本です。 録画・公開OK、無断転載禁止。 声劇使用時、連絡不要。 所要時間約15分です。

霧島明日香はフルートの名手として有名だが、家族と二人の親友だけが知っている秘密があった。それは、自分の持っているフルートが自然の力を借りることの出来る精霊の笛だという事と17歳で…

人間が主体となった世の中で、再び奴が目を覚ました。 家族から期待をされていなかった華夜（かや）は、その知らせと共に見捨てられた。 けれど、一度、彼に認められたから。 各地で…

「おい!　幽霊切った妖刀で料理すんなって言ってんだろクソババア!」 「うっさいわね!　文句言うと叩っ切るわよクソガキ!」 北海道函館市　五稜郭 そこは数多の魑魅魍魎が跋扈する…

遠い異国にて、真之は内戦に巻き込まれる。生き別れになった両親を探す為、生き残る為に、真之は戦う選択をした……。 　本文は、2261文字です。 　雨蕗空何（あまぶき・くうか）様…

　神の手によって創られたと言い伝わる、東の海洋に浮かぶ島国『天神国』。 　この国の歴史は百年に一度発生する大災害、『厄災』と共に彩られている。 　厄災とは妖と呼ばれる魑魅魍魎の大…

妖が統べる国・故妖国。 妖の影響なのか平民である人間にも稀に異能を持つ者が現れる。 予知の能力を持って生まれた美鶴は、気味が悪いと両親からも疎まれていた。 愛されることも諦めて…

現代でも剣士として生きる諱隼人は、《皿》を数日間預かる依頼を受ける。それは簡単な依頼であったが《皿》目的に刺客が放たれる……。 本文は、9002文字です。 柴田恭太朗様が企画…

俺が異世界転生した先は１丁の〈銃〉だった。 俺は持ち主である少女エリナと一緒に、彼女の父の仇を追う。 彼女の父は妖銃〈スノーホワイト・ユニコーン〉を奪われ、殺されていた。 犯…

【 あらすじ 】 　江戸のような街並みの幽世。そこは、妖や人ならざる者たちが人間のように生活している不思議なセカイ。 そんな幽世に存在する妖たちを、守る者たちがいた。 　現…

「妖刀（あたし）と契約しようぜ、ユキ！」 　咎人の子と謗りを受ける少年ユキは、亡父の死の真相を解き明かす為、また、その復讐の為に妖刀えんきりと互いの夢を叶えるべく契約を結んだ。…

大学生・平山里奈と大川遥は車で温泉旅行に出かけるが、道に迷う。途中見つけた村にて道を訪ねようとするが、村は廃村となっていた。そこで二人は巨大な頭をした怪人を目撃する……。 本文…

　ある日世界に異形の怪物達が現れ、人々を襲った。怪物達に科学兵器等の人類の攻撃はほとんど効果がなく、人々は追い詰められていた。 　そんな時、怪物達に対抗する者達が現れた。それはか…