「ただ語るだけ」を含む小説

図書館では本たちが王子さまについて語りだした。 恋愛小説ちゃんと童話ちゃんがはじめた王子様語りに、新聞氏やノンフィクションくん、ホラーくんも加わって？！ 自作私立ライブラリー学…

新入社員の菊池彩芽と彼女が見つけた人形との間に生じる奇妙な結びつきを描いた作品です。 YouTube版はこちら → https://youtu.be/uzUQr137gSA?si…

滅んだ世界で、美しい一角獣に乗り屍躰の山を踏んでいく―― 小夜子は不登校の従弟・哲が語るおぞましくも美しい夢の話を聞いてから同じ夢を視るようになった。その夢で、小夜子は現実に疎ま…

カクヨムコン９中間選考通過ありがとうございました！ 多くの職業が人工知能で代用されるようになった日本社会、人々は生活のために胡麻を摺っていた。人工知能に依り失業した場合の補助金…

ぼっちな主人公、有明吉野（ありあけ　よしの）と、憧れの先輩・冬月雪兎（とうげつ　ゆきと）を中心とした会話劇。 吉野は冬月雪兎のプレイに憧れ、彼が所属していたサッカー部がある私立毬…

中学二年の鎌田さんと中学一年の笹部さん。 二人は教室には行かず、保健室で与えられた課題を進めていた。 緊張するとすぐに嘔吐してしまうクセがある笹部さんに、鎌田さんは先生として勉強…

仕事帰りに居酒屋に寄った僕は偶然神様に出会う。らしからぬ酔っ払いの神様は、悲しみを訴えて、昔話を始めた。それは、人類の危機と解決、神様が力を失ってしまうまでの壮大な物語だった。

観た映画を語るだけのコーナー。 そう我こそはムービーウォッチメン。 ネタバレに配慮するつもりはない。 タイトルで「これ観た！」というものだけ読むのもアリ。

殴られたり、暴言はかれたり、無理心中されかけたり、バイト代が親のギャンブルで消えたりそんな環境で育ってきた自分が、19歳になって自分の親が毒親だと気づいてただただ昔を語る話

今から17年前、帝国暦673年・統一歴1735年。 魔王を名乗る魔物の王に率いられた魔族軍団により全世界が大混乱に陥る。 事態を重く見た大陸列強国の一つ、リーナス帝国は自国が誇…

　恋愛について小田の思い出を語るエッセイ。 　初恋の人が忘れられないのって男だけですよね？ 　それともこれは私の偏見なのだろうか？

　このお話は、ある看護師が語る、悍ましい死を遂げた患者さんの話です。 「今夜は、赤い月が出ているのね」 　眞方呂（まほろ）さんという名の還暦間近の寡黙な美しい御婦人が明かした最初…

かつてこの地には神秘のわざをもって栄えた”最初の人々”がいた。彼らが歴史から消え、遺された神秘をただ《王の力》としてのみ受け継いだワシュアール王国で、一人の少年が新王候補として選…

深夜0時を過ぎる頃。 私は勝手に寝ています。 だって、明日は予定を「作った」んだもの。 世の中を渡り歩く為に、私には眼鏡が必要だから、眼鏡でも作ろうか。鬼太郎誕生は三回見た。ゴジ…

　これは、僕の原体験の話。 　あるいは最も古い記憶であり、失敗からの学びでもある。 　年末。保育園では発表会が行われていた。 　当時年少だった僕たちの発表内容は「将来の夢を語る…

王国最強にして唯一のグランドマスターであるテオドル（９０歳）は、大往生の寸前であった。 彼の最期を看取ろうと家族が集まった時、ひ孫にせがまれて彼は昔話を始める。 「じゃあ、また…

人によって得手不得手はある。 魔術の系統も同じ。火を扱う魔術を得意とする者がいれば、苦手な者もいる。 その青年は、何でもできると豪語した。 そしてこちらは、そんなことに微塵も興味…

会社が倒産してしまい失意にいる男の前に相談屋と名乗る男が営業しに来る。その相談屋に今の心境を語るのだが

とある紛争地、もうすぐ死ぬ兵士の前に予定より早く死神が来てしまい、兵士は子供のころの思い出話を語るが……